「敏感さ」や「イライラ」をエネルギー的に考えてみると。

先日、施術中に「エネルギー」の話になりました。
クライアントさんが 「それは分かりやすい!」と納得してくれたので、
今日はそのお話を。

 

久しぶりにいらしたYさん。
何だかスッキリしましたね~(^^)

 

「転職を控えての有給消化中で、
働いてないからじゃないかと思うんですけど。」

 

しばらく前から、 デザインコンペに思い付きで(と言っていたと思うんですけど^^;)
出した作品が入賞したり、転職先もご自身が本当に好きな分野で見つかったりと、

より自分らしく生きる方へ向けて
流れが変化して来ているように見えるYさん。

 

「でも、働いてないから気持ちはイライラしてないはずなのに、
最近やたらと細かいことが気になっちゃって。」

 

忙しさややる事に追われていると、
思い通りにいかない事があったりした時に確かにイラッとしたりしますよね。

 

でも、Yさんの言っているのは
そういう事ではないようで。

 

「ちょっと人がぶつかって来たりとかすると、
何かイラッとするんですよ。」
ははぁ、反応そのものが気になっていると言うより、
そんな風に感じるのは自分の性格が悪いんじゃないかと
考えていらっしゃる様子です。

 

でもね、私も実は結構ありますよ!
電車の中で当たられたりとか、
人に向けてクシャミして来たりとか、
風上からタバコの煙が流れてきたりとか。

 

こんなのと出くわすと、
もう、キ~ってなっちゃう。

 

コラお前ら、ちょっとは人の事考えろ~!
って心の中で突っ込んでます。
(たまに、呟いたのが聞こえちゃっても、素知らぬ顔してま~す^^)

 

私も、なんでかなぁって考えました。
でね、こういう仮説にたどり着いたんですけど…。

 

私たちの身体の周りには、
エネルギーフィールドがありますよね。
一般的にオーラと呼ばれたりもします。

 

「はい。」

 

【エネルギーフィールドとは:
イメージ的には、心理学の分野で言う「パーソナルスペース」を
想像して頂けたら分かりやすいかも知れません。

 

例えば話をする時に、これ位の距離は相手と離しておきたい、
と言う具合に感じる空間感覚ってありますよね。

 

それを無視して踏み込まれると、
非常に 居心地悪く感じます。

 

目には見えないけれど、厳然として
互いの間に境界線が存在している。
それを作り出しているのが、エネルギーフィールドだったりします。】

 

都会に住んでいる人間は、人口密度が高くて
互いのエネルギーフィールドがぶつかったりするので、
それをぎゅっと縮めてお互いの領域を守っていたりするんだそうです。

 

Yさんの場合、今は時間を自由に使っていらっしゃいますよね。
それと、自分らしい方向へと踏み出し始めている。

 

「うん、そうなのかな。」

 

そうだと思います。
もしそうであれば、望まない仕事をして狭い電車に押し込まれて生活している間、
ずっとぎゅっと縮こまっていたエネルギーフィールドが、
今は、自分らしい大きさに少しずつ戻ってきているのかも知れませんよね。

 

小さくてギュっとしている時には、外からの刺激や情報は自分の中に入らないように
ある程度シャットアウトされそうじゃないですか?

フィールドが広がって来ると、人のエネルギーとも
重なったりぶつかったりして来る。
それにギュっと閉じていた時よりも、外との交流も起こりやすくなるだろうと思うんです。

 

だから、ほんの些細なことが気にかかる様になる。
と言うよりもむしろ、
小さなことに気付けるところまで回復した、とも言えるんじゃないかと思うんです。

 

「…!今の、分かりやすいです!」

 

ふふふ、でしょ~^^
私の場合も、自分でメンテナンスしながら
肉体や心の緊張が解けて行っていると感じているのに、
なんで些細な事で腹が立つのかなぁ。

 

むしろ、反比例して
腹の立つ度合いが増えてる気もしたりして。
なんて思った時があったので。

 

でも、自分らしさを取り戻して
エネルギーフィールドが広がったからと言って
みんなが必ずしも小さなことにイラッとするとは限らないですよね。

 

「あぁ、そうですね。」

 

イラッとするのは性格の問題ではないけれど、
その人の持っている本質的な傾向性と関係していることは、
考えられるかも知れないですねぇ。

 

「?」

 

例えば、人のサポートをするのが好きな人は、
人の為にエネルギーを使うわけです。
だから、外からの刺激に対しても比較的寛容で、

 

自分のエネルギーを、例えば
自分の創造活動にすべて注ぐ必要のある人なんかだと、
極力自分の境界はしっかり 保っておきたいだろうと思うんです。

 

エネルギーをどこへ使うか、それは本質的な性質の違いを反映すると思います。
そしてそれが、外からの刺激に対する反応の速さや敏感さを
そもそもの部分で左右しているかも知れないなと。

 

「あ~。」

 

外の現象や外への反応として体験することも、
実はすべて自分の内側で起きていることだったりします。

 

内側で起きていることを私たち自身が見て、知るために、
外側への反応と言う形を取って現れるのだろうと。

 

でもそれは、自分がダメな人間だと
断ずるための情報ではないんです。

 

今、内側で起きている変化がどんなものか、
それを知ることで、

 

私たちは進んで行こうとする目的地へ
自分の歩みがちゃんと向いているかどうかを
確認することが出来るのだと思うのです。

 

 

 

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