ホトトギスは、日本の風土そのもの。

「今日の花」の記事のアップが、

気付いたら2か月ぶりになっていました~!   😯

 

この間に、お花は毎日活けてましたし、

写真も沢山撮っていたのですが、

何だか妙に慌ただしかった感じで、

ゆっくりと花についての文章を書く時間を作れなかった様な気がします。

…えへへ、弁解です~(^▽^;)

 

 

 

この間に撮りだめした写真を改めて見返してみると、

そのほとんどにホトトギスが入っていました!

 

お茶席の花としてもよく使われるホトトギスは、

こんなお花なんですヨ。

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美しいでしょう~?✨DSC_0002_21

これはタイワンホトトギスと言うんです。

オーソドックスなホトトギスだと、

下の写真のように斑点が沢山あるんですね。

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この斑点が鳥のホトトギスのお腹にある模様に似ているので、

ホトトギスと言う名前がついているのだそうです。

 

ユリ科のホトトギス属。

東アジアに存在する19種類のホトトギスの内、10種が日本に自生する固有種。

「日本列島原産の植物」なのだそうです。

(引用:https://www.kahaku.go.jp/research/db/botany/hoto/hototo.htm

 

ホトトギスは、こうして近くで見ると個性的で美しい花なのですが、

日の当たらぬ場所でひっそりと咲いている印象があります。

と言っても、群生してるんですけど。

 

強く自己主張することなく、

でも凛としてその空間に在る。

その感じが、何だか非常に日本的だなぁと感じさせられるのは、

日本という地を自ら好んで生まれて来て、

長い間この風土のエネルギーと共にある植物だからなのかも知れませんね。

 

 

 

ではでは、

作品をずらずら~っと並べて行きますね~!

 

まずは、リンドウとホトトギス。

ピンク色のポンポンをつないだような植物は、コキアが紅葉したもの。

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こちらは、野紺菊と紀伊上臈(キイジョウロウ)ホトトギス。

まだツボミですが、開くと中には赤い斑点があります。

 

上臈ホトトギスは幾つか種類があるのですが、

すべて絶滅危惧種になっているそうです。

大事にしなくちゃ~!

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赤い粒々がついているのは、ミズヒキ。

一番下で少しうつむいているのは、八重咲きの秋明菊。

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私が作品として一番気に入っているのは、この下の写真です。

 

姫ススキの穂のまわりには、ほんわりとした温かい空気があって、

アメジストセージはモコモコとした心地よい手触りをしています。

 

これから寒い季節を迎えますよ~、暖かくしましょうね~。って

植物から声をかけられている様な気がします。

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こちらが最後。

緑の粒々しているのは、オオバショウマの種。

左側の緑の物体は、ホトトギスの種です。

 

もうすぐ花の季節は終わり、

冬の足音が近づくと共に

次の世代への準備が始まっているのですね。

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