自然界が教えてくれる「自然体」でいることの大切さ /9・10月の営業のお知らせ

 

** 台風で被害に遭われた地域の皆様が一日も早く日常に戻ることが出来ますよう、心よりお祈り申し上げます。

 

 

目次

 

 

ここ数年、長くて厳しい残暑が9月まで続いていて、秋らしい秋を体験していないのを寂しく思っていたのですが、今年は8月の末頃から急に冷え込むと、足早に秋がやって来ました。

 

少し前から、風に乗ってかすかに金木犀の香りが漂う日もありますね!

 

香りを辿って行くと、まだ少数だけれど、金木犀の小さな花が咲き始めています。本当にちっちゃな花なのに、随分遠くまで香りが届くんですよね。

 

そうか。
開花し始めの頃は、余計に芳香が強いのかも知れません。「これからいよいよ出番だわ~!」っていう勢いがあって。

 

 

 

幸せな自然体

 

9月の初め。

 

抜けるような青空の下、涼しく爽やかな風の吹く秋らしい日がありました。

 

風に誘われるまま川沿いに散歩に出かけると、そこかしこにレースのような花が咲いていました。辺り一面に、香水のような品のある良い香りも漂っています。

 

 

あ~、秋だなぁ~。
なんて空気が美味しいんだろう。

 

ミツバチとカナブンの一種かな?
その香りで呼ばれたんでしょうね。可愛らしい仙人草の中に首をつっこんで、花粉まみれです。

 

 

正しく自然と一体。粉にまみれてても(まみれてるからこそ!?)、その姿はとっても幸せそう。

 

思わず仙人草の前にしゃがみこむと、しばらく彼らの幸せな様子を観察。私も童心に帰ったみたい。妙に楽しいなぁ~。

 

 

 

それからしばらく日を経て、通勤中のこと。頭上でガサガサと大きな音がしました。

 

何だろうと思って見上げてみると、その先にいたのは一羽のカラス。電線の上に止まっているんですが、落ち着かない様子で姿勢をこっちに向けたりあっちに向けたりしています。

 

何をしたいんだろう?と思って改めて見てみると、カラスのいる電線に向けて枝を伸ばしていた柿の木に、葉に紛れるようにして青い実が生っています。

 

カラスはその実をつつきたくて、安定して姿勢を保てるポジションを探していたのでした。

 

しばらくの間、ああでもないこうでもないと姿勢を変えた末に、最後は電線からエイッと思い切って飛び降りました!

 

…と。
思い切った感じの大きな身振りだった割にはごくごく近くにあった枝に止まると、無事に実をつつき始めました。

 

なんだぁ。そんなに近くを狙ってたの?だったら、あんなに電線の上で迷う必要なかっただろうに。
思わず苦笑い。

 

でも、食べたい!っていう自分の欲求に、素直に一生懸命になっていたせいなのかな。迷ってた姿も何だか軽やかで楽しそうで、思わず私もウフフッて笑っちゃいました。

 

 

 

そして、先日のこと。

 

用水路わきの道を散策していたら、水路の中にプカプカ浮いているカモを発見しました。

 

黒と黄色のくちばしに、美しく青い翼鏡(よくきょう)。カルガモです。全部で5羽。狭い水路なので、すごい人(鳥)口密度!(笑)

 

ここは良く散歩で通りますが、カルガモを見かけたのは初めて。しかもこんなに沢山。

 

あ~、カメラを持って来れば良かった!

 

それにしても…。
みんな成鳥だし、普通に大きさがあるのに、5羽が一カ所に密集してる。仲が良いんだなぁ~。しかも身体の向きが揃ってて、シンクロみたい!

 

5羽描くのは大変なので、1羽だけ…。

 

少し先に行けば大きな川もあるのに、幅1mちょっとのところに何でわざわざ?他に競合する鳥がいない水辺で、のんびり過ごしたかったのかな。自分たちだけの空間を楽しみたかったとか?

 

よく見ると、カルガモのいる辺りは植物が茂っていて、周囲よりも特に涼しそうです。

 

 

カルガモとの間は、かなりの至近距離。そのまま歩いて行くと水面から飛び立って逃げそうだったので、カルガモから視線を外して目線を地面に落としながら、用水路とは反対側の端っこに沿って側道を進みました。

 

カルガモたちは止まってるかな?
チラッと横目で見てみると、彼らもこちらへ向かって移動して来ており、私とすれ違う姿がより間近く見えました。

 

あれれ?
逃げるでも止まるでもなく、逆に近づいて来てたんだ。変なの~。こちらの気遣いを分かってくれたのかな?面白いな。それだったら嬉しいな。

 

少し先の方に行くと、5羽そろって仲良く止まりました。やっぱり涼しそうな日陰の場所。「気持ち良いね~!」なんて話していたりするのかしらん。

 

カルガモたちにとっては、みんなで心地よい時間と空間を共有することが幸せの形みたいです。

 

 

どの生き物も、日常的な些細な風景の中で出会ったのだけれど、その姿はどの瞬間を切り取っても本当に自然体。(当たり前なんだけれど!)

 

だから、見ているこちら側もほのぼのした気持ちになって、あ~幸せ、楽しいなぁって、彼らと一緒になって感じるんですよね、きっと。

 

 

 

自然体を妨げるジャッジの意識

 

そう言えば、馬の仕事をしていた20代の頃に、こんなことを考えたことがありました。

 

人間は顔だちや性質が可愛いとか可愛くないとかで優劣を付けてしまうことがある。でも、馬はどんな個体でもみんなどこかしら可愛いって思える。それはどうしてだろう?と。

 

例えば馬と言ったって、顔立ちが美しく整っていることもあれば、ちょっと面白い愛嬌のある顔のこともあります。

 

目が離れていたり、反っ歯だったり、額に大きくへの字の模様があるから「へーちゃん」なんて呼ばれていたり。いやいや、冗談じゃなくて。

 

それに、みんなが競走馬のようにスラっとしていて格好良いわけではありません。中には頭が大きくて首の太い子もいるし、太っちょでお尻の大きいのや、胴体が太くて丸太みたいだから乗り手が足で挟めない、なんていう子もいます。

 

みんな色々です。

 

性格だって、明るいのもいれば、もしも人間だったら自閉症か鬱って診断されるかも知れない、そうでなくても、付き合いにくいって嫌厭されちゃうかもなぁ、と言うような陰の気が強い子もいる…。

 

でも、それはそれ。
不思議と、それぞれみんな可愛いんです。

 

ウマが合う合わないって言うのは(馬だけに…)もちろんあるけれど、どんな姿でもどんな性質でも、例え言うことを全く聞いてくれなくたって(←コラーとかコノヤローとは思いますが。)、そのせいで嫌いになったりなんて無いんです。

 

これは私だけではなくて、世話をしたり、馬と触れあっている馬好きな人たちの表情や態度を見れば、みんなもそんな風に感じているだろうなと分かりました。

 

で、それは何でだろう?と思ったのです。

 

人間同士だと、あの人は言うことを聞いてくれないとか、性格が暗いから、という要素が好き嫌いにつながったり、顔立ちで優劣のジャッジが下ることがあるのに、どうして相手が動物だとそういうことが起こらないのだろう?と。

 

当時考えた答えは、動物には自意識がないから、でした。

 

私は美しいとか、私は可愛くないというような、自分が他者からどんな風に見られるか?と気にするような意識を動物たちは持っていない。だから、いつも自然体でいられる。

 

そうやって自然体であることが、可愛さを感じさせるんじゃないか、という理解です。

 

今なら、これをもう一歩踏み込んだ表現に変えます。彼らが優劣や好き嫌いと言った、言わば価値判断=「ジャッジ」に関わる意識を全く持っていないから、と。

 

ジャッジの意識がなければ、他者を優劣や上下で価値づけることもなければ、自分自身に価値づけをして、自ら卑下するようなことも起こりません。

 

 

 

自分を偽らない素直な表現

 

馬たちと寝起きを共にしていた期間は6年半。今思い返すと、本当に本当に貴重な時間だったなぁと思います。

 

観光客や、普段は馬場の中で練習している乗馬クラブの会員さんなんかがやって来る馬専門の牧場で、その人たちを連れて外乗に行くのが主な仕事でした。

 

富士山が近い土地柄だったこともあり、秋や春などの観光シーズンは忙しく、馬の仕事量も多くなります。

 

忙しい日がしばらく続いたある朝、「仕事だよ~」と小屋に迎えに行くと、中にはこちらにお尻を向けて微動だにしない馬もいます。あらら、普段はちゃんとこっちを向いてくれるんですけどねぇ。

 

つまりこれ、出勤拒否の意思表示なんです(;^ω^)

 

もしこれが人間だったら、仕事が嫌いになって、もう無理!もう辞める!って怒り出しそうなところですけれど、彼らの場合は違います。辛いから怒るって言うことはなくて、辛いから「辛い」って意思表示をしている、という感じなんです。

 

ストレートに自分の感じていることを出して来るけれど、そこには辛い仕事をさせる人間への憤りはありません。「こいつらのせいで自分は辛いんだ!」なんて考えはないんですね。ただ、自分が身体で感じたことを素直に表現しているだけ。

 

(このセリフ、ジャッジの意識の一例です。この言葉の裏側には、例えば「相手がもっと配慮のある人なら…」というような形で、相手を他の存在と比較し、その価値を値踏みする意識が隠れています。そしてこの例からも分かるように、ジャッジの意識は被害者意識と表裏一体でもあります。)

 

こうした表現は、相手を傷つけることがありません。それに、馬自身も自分が表現したいことを抑えてはいないので、とても素直で分かりやすく、付き合い易いんです。そして、このような存在は一緒にいるだけでこちらの心も落ち着き、癒されて行きます。

 

馬たちのこうした姿を見ながら、私も彼らと同じような素直さを持ちたいと無意識の内に感じていた様に思います。

 

私は当時、人の感情に敏感なために気を遣いすぎたり、人の感情が自分に向けられた刃のように感じたりと、人の感情に巻き込まれがちな傾向があったために、人間が苦手でした。

 

そんな中、馬たちの腹蔵ないコミュニケーションに触れたことで、私は初めて気を遣うことなく他者と関わり、その中で安らぎと信頼を感じる経験を持つことが出来ました。馬たちは、私にとって最善のセラピストだったのです。

 

相手に自分の感情を投げ付けることなく、自分の感じたことを、ただ感じたままに素直に表現できる存在であること。そして相手の言葉にも、ジャッジすることなく耳を傾けられること。

 

自分がどんな人間になりたいのか、その理想とする姿も馬たちが教えてくれたと思います。馬たちと過ごした日々からずっと、これは私の中の大切なテーマであり続けています。

 

 

 

9・10月の営業予定

 

9月も半ばを過ぎてしまいましたが(^_^;)、確認のためにブログを見て下さっている方もいると思いますので、営業の日程をお知らせ致しますね!

 

9月は22日(金)、23日(土)29日(金)、10月は14日(土)、26日(木)が臨時でお休みとなります。

 

それ以外は、通常通り11時~20時の間でご予約をお受けしています。(最終受付時間は、17時です。)

 

以前に比べてフレキシブルにご予約をお受けしていますので、定休日となっている水日に関しましても、もしご希望がありましたらまずはご連絡下さいませ。

 

それでは!
皆様からのご連絡をお待ちしています!(*’▽’)
気持ちの良い秋をお過ごし下さいね~!

 

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