11年もの間、生理が止まっていたMさん。
足のむくみが強く、
大腿部は筋肉が盛り上がったようにもなっていて、
年頃の娘さんにはやはり気になるようです。[#IMAGE|S25#]
まじめで誠実なお人柄。
これらの症状は、色んなものを
自分一人で抱え込んでいたことの
現れとして出ていたのかも知れません。
neMu no kiでの施術を受け始めたのが4年前。
それからぽつぽつと思い出すように来つづけて、
今年の7月が13回目。
施術の後、生理が止まってから初めて、
自発的に生理が始まりました。[#IMAGE|S5#]
と言っても、
まだ安定して毎月起きるわけではないですが、
溜める一方だった身体が、自ら排出する
と言う方向に転じたことは大きな変化です。
それこそ、生きる方向性を変えるのと同じくらいです。
この時、施術でアプローチしたのは、
実は首の側面からアゴにかけてでした。
生理不順とは直接関係のない場所への施術。
それでも変化が生じたのは、
全身の緊張度が高かったことが
生理を止めていた理由の一つだったからでしょう。
今年に入ってコンスタントに施術にみえるようになり、
今月が15回目の施術。
身体の質に、大きな変化が起きました。
施術をしたのは、左の踵~ふくらはぎにかけてと、
右の膝関節。
左の踵は外側に捻れて、
捻挫グセがあることが一目で分かります。
それに伴って、ふくらはぎも外側に湾曲しています。
この変形のせいで、足首の内側では
関節が詰まった形になっていて、
痛みが生じる事もあるとのことでした。
右の膝は、すねの骨が外に捻れて関節面がずれ、
そのずれた面に体重がかかるからでしょう、
関節が圧縮したように詰まっていました。
施術は、それぞれの部分で
丁寧に細かく筋膜の膠着を解いて行きます。
左の踵の骨が真っ直ぐに戻り始めると、
両下肢のむくみが抜け始めました。
右の膝の関節が伸び始めると、
今度は大腿部の筋肉の隆起がおさまり始めました。
また、下腹部だけに特徴的に生じていた強い緊張
~これは自発的に生理が起きにくかったこととも
関連しているように感じます~ その緊張も
大きくゆるみました。
施術の後でご本人に確認してもらうと、
足が軽く感じる事、足を触った感触も
スッキリとしていて柔らかく感じられる事、
足がちゃんとまっすぐ地面についている感じがする事を、
変化として挙げてくれました。[#IMAGE|S43#]
足首も膝も、
関節が圧縮されるような詰りがあったことで、
下肢全体の血液やエネルギーの流れを
大幅に低下させていたんですね。
生理が来ない、むくみや足の形にくせがあるなどは、
体質だから、構造的に変形してるものだから仕方ない、
と諦めがちではないでしょうか。
臨床で起きる身体の変化を見ていると、
そうした現象でも必ず原因・理由があって、
それさえ見つかれば、変化はいくらでも起きるのだと
気づかされます。
原因は、施術者が思考で考えて
「ここだ」と見当をつけ易いところとは、
全く違う場所にあることが多々あります。
答えは、施術者の中ではなく、
常に身体の中にあります。
クライアントさんの身体の声を
いかにクリアに聴き取るか。それが、
施術者に必要なことであり、そのためには、
先入観を持たずに身体と向き合うことが
大切だと思うのです。
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