筋膜や施術の理論に関して

施術のスタンス


本サイトに記載してある内容は、
当院での臨床の中で得てきた知見と、
自分の身体を実験台とした日々の施術、


それを科学的に理解するために
脳科学や細胞工学などの文献を参考としながら
組み立てています。

施術に伴って、身体には
実に様々な変化が起きます。

身体の見せてくれる現象の意味を理解しようと
日々努力中です。

先入観や思い込みがあると、
目の前にある現象からは
限定された意味しか見えて来ません。

出来る限り、現象のありのままを
受け止められるように、
「身体の声を聴く」というスタンスを大切にしています。  

           
                        

施術への理論的解釈は、再検証を行っています。


施術者の独りよがりにならないよう、
クライアントさんからのフィードバックを大切にしています。

クライアントさんは、施術中に体内の感覚の変化を感じます。
身体を外から観察している施術者もまた、施術の間に
クライアントさんの身体の形や体内の流れの変化を感じます。

その、お互いが感じ取った情報を、
すり合わせします。

それを通して、施術で起こった変化を、
内と外からの複合的な視点で
客観性のある形で理解します。

また、身体は3次元の立体構造なので、
内と外からの視点があって初めて
全体を把握することが可能になります。

身体が、どんな目的で変化をしたかったのかが
二つの視点から得た情報から分かります。

それを、クライアントさんにお話しします。
実際の感覚と近かったかどうかを、
検証してもらいます。

感覚的な情報を解釈する際には、
通常なら 筋膜に関するその他の研究や
文献を参照する所ですが、
敢えてそれは行っていません。
(筋膜とは直接かかわりのない分野の研究は参考にしています。)

これは、既存の情報を吸収することは、
施術によって経験する筋膜の実際の現象を
固定的な視方や思考の中で捉え、
現象の本当の姿を見失う危険性があることを
配慮しての選択です。

そのため、ここで述べていることの中には、
一般的に考えられていることとは異なるものが
含まれているかも知れません。

当サイトの情報をご参考にされる場合には、
以上のことをご理解いただいた上で、
ご自身の責任の下でご利用して頂けます様に、
お願い申し上げます。