「シモバシラ出来てる~!この辺りは高尾山でしか見れないって言うのよ。見て見て!」
朝の寒い時間に、イイジマ家に元気な母の声が響き渡る。
いや~、霜柱なんて珍しいもんじゃないじゃない?そんなにはしゃがなくても・・・。
「これ?」とワタシが指差したのは当然、地面に出来たちびっこい霜柱。
「違うの、こっち~!」
くだんのシモバシラが左の写真。
お~!これは見事じゃ♪
これ、しそ科の植物が枯れたものなんです。
枯れた後も根が水を吸い上げ続けるそうで、その水分が空気に触れて凍ってこうした氷の結晶を作るそうです。(参考:http://www.hana300.com/simoba.html )
枯れた後でも根が水を吸い上げるのは、毛細管現象なんでしょうかねぇ?茎の内部を通っている水分が直接凍るわけではないでしょうから(もしそうだとしたら、茎の細胞は内側からはみ出してくる氷でずたずたに壊れてしまうのでは・・・)、 茎の外側についた結露的なものが結晶の本態では・・・?
まぁ、細かい理屈はともかくとして(理屈をコネルのが結構好きなのです^^;)、限られた条件下で自然が見せてくれる造詣の不思議です。豪華なドレスのように、幾重にも繊細なヒダが重なっている様子も非常に美し・・・あ~・・・ちょっと綿菓子みたいでオイシソウ^^なんて感想も、頭をかすめちゃいましたナ。