膝には感情が溜まりやすい、とは代替療法の世界ではよく耳にする話。
膝に限らず、関節全般に感情はたまりやすいのだそうだが、それでも特に恐れの感情は膝に溜まるとか。
なぜ、膝なのでしょう?
あるヒーラーさん曰く、恐れは前に進もうとする時に生じる感情だから・・・とのこと。
ふうむ、そうか。じゃぁ、それをもう少し展開・発展させるとこうなるでしょうか。
私の思い付きの理論として、聞いてくださいね^^
膝は、数ある関節の中でも、体を前進させることに特化した関節と言えるでしょう。
股関節も身体を前進させるけれど、こちらは後ろにも横にも動くことが出来て、自由度が高い。
それに、前進する時に一番前に出てくるのは膝。
前を向いて歩いている時に、前に進む動きとして一番最初に視界に入ってくるのは、膝です。
前に進むときに、無意識であれ視界に膝が入ることは、重要。
視界に入っていることで、無意識の領域では前進の象徴が膝として、前進=膝と記号化されます。
そのため、もし進むことに躊躇があったりしたら、その感情の力が膝に無意識にブロックをかける。
(膝の周りの筋肉を緊張させる、という形で。)
膝には、体の前進する動きと感情からの静止のエネルギーとが加わって、反対方向の力のせめぎ合いが起こる。
この力のせめぎ合いが、膝関節の中にエネルギーを溜め込ませる、という寸法です。
膝に溜まるのが恐れであるというのも、前に進むことと関連して考えることが出来ます。
前に進む時には、例えば新しいものに踏み込んだり、一人で決断して進んで行かなくてはなりません。
未知のものへの不安、そしてまわりに助けがないことの不安。
これらは進むことへの恐れを生み出します。
また、もっともっと根源的な感情として、「さみしさ」も恐れとなります。
木は、葉を茂らせて天へと延びていくためには、根を深~く張っている必要があります。
人も同じで、大きく羽ばたいていくには、深い根っこ、つまり愛情によって強く支えられ、
土台が安定していることが必要なのです。
愛情に飢えてさみしい思いがあると、足元が揺れているのでなかなか前に思い切って飛び出すことができないのです。