バラの妖精

朝、陽の光に輝く外の景色を横目に見ながら、
カルテを書いていました。

 

前日は忙しくて、施術の記録をつけている余裕がありませんでした。
早く書かないと、細部は忘れてしまう部分があったりします。

 

昨日のクライアントさんの身体はこんな状態で、
こんな風に変化して…
思い出しながら書いていると、

 

ふわり

 

香りが鼻をかすめました。
気のせいかな?
と思いながら書き進めていると、

 

ふわり

 

また香りがします。
顔を上げると、窓際のバラの花と目があいました。

 

そうか、頑張ってねって言ってくれてるんだね。
ありがとう(#^.^#)

 

植物は、花の時期は普段とはエネルギーが変わり、
まとっている空気の質が変わるのだそうです。
そしてそのお蔭で、
私達とコミュニケーションの取りやすい状態になるのだそうです。

 

一年に一回、一つずつだけど、
彼女は美しい色の可愛い花を咲かせて
見せてくれます。
花の時期は咲き始めてから、わずか1週間くらい。

 

一年の間、根っこや幹に栄養を溜めて、力をつけて、
それを惜しげなく命の短い一つの花へと注ぎ込んでいるのかな。

 

その姿と香りとで こんなに元気付けられるのは、
そのせいなのかも知れないなぁ。

 

バラ20140701-2 (2)