ねむ♫/ 1月 22, 2016/ neMu ブログ④:自然との関わり

 

 

2016年が明けて、

今回が初めてお送りするブログです!

 

いや~、大変遅くなりました!(^▽^;)

暖かかったお正月休みはどこへやら、

 

今週週明けの突然の大雪を経て、

急に真冬の寒さになりましたね~。

 

 

お正月休み、

みなさん良い時間を過ごされたでしょうか?

 

春のように暖かい日が続いていたので、

外に居ても気持ち良かったですよね~!(^^♪

 

私のお正月も、

お陰様で充実していました!(#^.^#)

 

年明け早々に、2頭のポニーに

施術する機会を頂いたんです。

 

 

動物への施術は、

以前勤めていた牧場に押しかけて行って

自分から馬の施術をさせてもらったことは

何度かありましたが、

 

依頼を頂いて施術する機会はなかなか無いので、

嬉しかったです~!

 

ポニー達への施術は

とても面白く意義深いものだったので、

皆さんにも是非ご紹介できたらと

記事を作成中です。

 

本当はデスネ、

新年のご挨拶と一緒に、

記事をアップしたかったんです。

 

でも、重要な要素が多すぎて、

思っていたよりも文章をまとめるのが

難しいのでアリマス(^▽^;)

 

煮詰まるまでに、

もうしばらく時間が必要そうなので、

 

まず今回は、1・2月の営業予定と、

ポニーへの施術の後で行った

我が家の犬の症例について、

お話をさせて頂こうと思います。

 

 

そして、

本当に本当に遅くなりましたが、

どうぞ皆さま

本年もよろしくお願い致します!(*’▽’)

 

 

 

1月と2月の営業予定

 

 

1月も2月も、臨時でのお休みの予定はありません。

通常通り、営業致します。

 

(前日までにご予約のない時間帯は

臨時でお休みとなる場合があります。

ご予約の際には、なるべくお早めにご連絡頂けますと幸いです。)

 

開院時間 : 11時~20時(施術の最終受付は17:30)

定休日 : 毎週水・日 (祝日も開院いたします。)

 

 

 

無駄吠え=心理的な問題?

 

 

我が家には、4歳になる柴犬がいます。

名前はくるみ。

家族からは、くうちゃんと呼ばれています。

 

くうちゃんが我が家へ来たのは、

東日本大震災のほんのわずか前の事。

まだ幼く、家にも家族にも慣れていない時に

大きな揺れを経験しました。

 

庭で私の母親と遊んでいたくうちゃんは、

余程怖かったのでしょう、

母のお腹に突進して来て、

頭を隠していたそうです。

 

 

怖がりで、少しカンが強い所があるのは

柴犬という犬種のせいなのか、

そうした幼少期の体験によるものなのか、

 

くうちゃんはなかなか心を開かず、

素直に従うこともないので、

しつけには手こずりました。

 

特に問題が浮き彫りだったのは

(いえ、今でもなお(^▽^;))

散歩と無駄吠えです。

 

散歩の時には人間の前を行きたがり、

そのくせ、車や自転車などの

スピードの速いものが横を通り抜けると

驚いて立ちすくみました。

そして一歩遅れて、今度は

懸命に追い掛けようとします。

 

散歩係の父と母は、

くうちゃんに引っ張られて

肩が痛いとか腕が痛いとか、

最初の内は散歩の度に

色々とボヤいていましたねぇ。

 

 

それでも、散歩に関しては

飼い主が迷惑するだけなので

まだ良いのですが、

無駄吠えは近所中に響き渡るので、

本当にシャレになりません( ;∀;)

 

最初のころは、ひどく吠えるのは

上空を飛ぶ軍用機に対してだけ

だったんじゃないかな、と思います。

 

私の実家は、

横田基地へ向かう軍用機の

航路の真下にあたります。

 

南の空から

低音のエンジン音が聞こえ始めると、

くうちゃんは鳴き声をあげ始めます。

 

中には、反応を示さずに

やり過ごす機体もあります。

どうやら、エンジン音によって

多少の快不快の区別はしている様です。

 

機体が我が家の真上を飛ぶ時には、

エンジン音は最大の音量になります。

 

くうちゃんの鳴き声も、

エンジン音が近づくにつれて

音程の高度と音量を増して行きます。

 

それが最高潮に達する時には、

それはもう~…( ̄O ̄;)

超音波並みの凄まじさ。

 

 

耳をつんざくような

ヒステリックな鳴き声がする度に、

ご近所に申し訳なく感じる私は

内心でヒヤヒヤし通し。

 

これが、

それ自体もうるさい飛行機だけなら

鳴き声も掻き消されるのですが、

 

他の犬が散歩しているとか、

家の外でよその子供の声が聞こえるとか、

朝の散歩になかなか連れ出してもらえない時とか、

果ては家人が帰宅した時まで(!)

 

ごまかしようのないシチュエーションが

だんだんと増えて行きます。

 

それに、吠え声は年令を経るごとに

どんどん大きくなって来てもいました。

 

最初の頃は遠慮がちに鳴いていたのが、

だんだんはっきりと主張するようになり、

最近では、

 

まるで

自分の声で自分が煽られてしまって、

テンションが上がり過ぎて

自力で止まれない!

とでも言わんばかりの

吠え方になっていました。

 

う~ん。これは

非常にマズい…。

 

ご近所の方達は、

犬は鳴くのが仕事だからと

理解を寄せてくれている様ですが、

甘えてはいられません。

 

それに、ここまで来ると、

くうちゃんの内部で何か

心理的な問題が生じている可能性を

無視する事は出来なさそうです。

 

 

 

「幸せ」は、誰の責任か。

 

 

飼い主さんの中には、

ペットが問題を抱えているとなると、

自分が非難されている様に感じる人も

いることと思います。

 

そうした場合には、

ペットに問題が生じると

自分自身が至らないのだという

自責の念にかられてしまい、

問題を冷静かつ客観的に観る事が難しくなります。

 

確かに、ペットは

飼い主によって全面的に世話を受けており、

ペットが十分に幸せであるかどうかは

飼い主にかかっていると言えます。

 

 

まだ馬の牧場に勤めていた頃、

こんな言葉を言われた事がありました。

 

「きみが心配しなくても、

馬は自分の幸せくらい

自分で責任を取れるよ。」

 

馬が幸せを感じられているかどうか、

それは世話をし、調教をしている

自分の責任だと感じていた私は、

それが驕った考えであったことに

気づかされました。

 

庇護を必要とするような、

一見弱い立場に思える存在にも、

その存在自身の尊厳があります。

 

幸せとは、その尊厳の内側から

存在自身が自力で選び取るものであって、

外から与えられるようなものではないのですね。

 

外側の環境や与えられる条件が

どんなものであれ、

それを幸せとして受け止める力は

どんな存在の中にもあるのです。

 

 

 

問題の打開へ。

 

 

さてさて、話を戻します。

 

 

状況の打開をはかる為に、

犬のしつけ教室に参加する事や、

 

庭にある犬小屋の位置を変えて

なるべく門の外の音や動きを

気にせずにいられる場所にすることなど、

いくつか方法は考えてみました。

 

でも、提案はしてみたものの、

本心では決め手に欠けている様な気が

していました。

 

そして、実際に、これらの提案が

家族内で真摯に実行されるには

至りませんでした。

 

実行されなかったのは

諸々の現実的な事情によるものでしたが、

でも、もしかすると、

 

そうした方法では

問題解決にはつながらないのではないか

という漠然とした直観を、

家族も感じていたからだったのかも知れません。

 

施術をすると良いのかも知れないなぁ

と言う考えも浮かびましたが、

今ひとつ踏み切れないままになっていました。

 

 

今年の年明けに、

2頭のポニーに施術をさせて頂いた事は

冒頭で少し触れました。

 

この時の臨床は何よりも、

身体の変化を通して、

その存在の本質的な部分が

立ち現われて来るということを、

実際に目にする体験だったなぁと思います。

 

(次回以降で詳細なお話をご紹介する予定ですので、

楽しみにお待ちくださいね!)

 

身体の上には、

幾層も重なる網のように

複雑に絡まる緊張が生じており、

それらが構造を歪ませています。

 

施術で行うのは、

そうした複雑な緊張の網を解き、

構造的な歪みを整えて行く事です。

 

施術の経験を重ねていく内に、

身体の元々の在り方について

こんな風に理解するようになっていました。

 

 

それは、

歪みを解除して行くと、

身体構造がおのずと向かうのは

左右対称性と、円や球形を帯びた姿であり、

 

 

その個体が本来現すべき、

秩序と調和の取れた姿である、

ということです。

 

 

 

ポニー達が見せてくれたのは、

歪みの解除は

身体を本来の姿に回帰させるだけでなく、

性質的な面においても

その個体の本質を浮き彫りにできる可能性でした。

 

 

身体の側から、本質へも働き掛けが起きる。

もしそうならば、

くうちゃんの無駄吠えも

施術によって変化する可能性が

あるかも知れません。

 

 

動物の施術で大切な事

 

 

ポニー達の施術から数日後、

暖かく晴れた休日に

くうちゃんの施術をすることにしました。

 

 

家人に触られるのは大好きなのですが、

彼女はじっとしているのが苦手です。

 

 

撫でる人間の手を

一生懸命舐めようとしたり、

さすってもらい易いように

体勢を色々と変えてみたり。

 

 

その落ち着かない様子は、

撫でてもらうのが嬉し過ぎて、

その気持ちをどう受け止めたら良いのか、

その気持ちをどこへ持って行っていいのやらと、

 

まごついてジタバタしているようにも

思えるものでした。

 

 

あまり動かれては施術をしにくいので、

母親に補助をお願いして

軽くくうちゃんの身体を

押さえていてもらうことにしました。

 

 

 

押さえられている、

と自覚した途端に、

動物はたちまち落ち着かなくなります。

 

 

お座りの姿勢の時には

両脇や背中に軽く手を添えるだけ、

寝転がっている時には

お腹の上にそっと手を置くだけです。

手の重みもほとんど掛けないようにします。

 

 

くうちゃんがちょっかいを出してくると

ついつい母親は構いたくなるようでしたが、

 

 

施術者や補助者の

能動的に働きかける様な動きは、

犬の気を逸らし、意識の鎮静を乱します。

この場合には避ける必要があります。

 

 

 

施術で生じる身体の変化は、

音叉のような微細な振動の感覚を伴います。

 

 

それを振動として感じる人もいれば、

繊細な波が体内で広がりながら

組織が緩んでいく様に感じる場合もあります。

 

 

動物は、そうした感覚には

人間よりも敏感だと思われます。

 

 

変化をより良く感じ取れるように、

出来るだけ動物が

内側に意識を集中できるように、

場を設定する事が大切です。

 

 

 

 

動物だって、「委ねる」のは難しい。

 

 

施術では、まず全身の結合組織が

骨格に対して

どのような方向性で動きやすいかを調べます。

 

 

背部の稜線に沿って調べると、

尻尾から鼻先までは

後ろから前へ向かう流れがありました。

 

 

腹部の方はと言うと、

顎の下から腹部の方へ向かう

前から後ろへの流れです。

 

 

途中、ノドとみぞおちの辺りには

緊張の為に生じた組織の凝縮が

強くはっきりと出ていました。

 

 

それ以外にも、肋骨の捻れや

骨盤、肩甲骨、上下肢の状態など、

細かく調べたい所は沢山あったのですが、

くうちゃんはお構いなしに

作業する手にじゃれかかって来ます。

 

 

彼女にしてみれば

初めての体験です。

嫌な思いが残らない様に

無理な我慢をさせない範囲で

行う事にしました。

 

 

調べた部位を比較した結果、

ノドで生じていた緊張が

全体の構造の変調ー不安定さを

作り出している事が分かりました。

 

 

この時に調べることが出来たのは

全体からすればわずかな個所でしたが、

それでも、

 

 

腹部やみぞおちの状態からは、

くうちゃんがお腹をきゅっとすぼめながら

背中を丸めていると思われること、

 

 

背面の状態からは、

いつも前のめり気味で、理由もなく

焦りや不安を感じる傾向がある可能性が

推察されました。

 

 

そしてこれらの見立てはまた、

彼女が怖がりであることや、

興奮すると自分で自分を止められない傾向性とに、

それぞれ対応している様にも思われました。

 

 

 

施術を開始したのは、

舌骨の右側でした。

 

 

ちょうど下顎部とノドの境目で、

犬にしても人間にしても

顎を引いている時には

一番深い窪みとなる所です。

この部位を正式に何と呼ぶのか、

調べてみても分かりませんでした。

恐らくは、口腔底の外側面

という呼び方になるのかなと思うのですが。

 

具体的には、下顎骨の底面

(一般的な感覚からしたら、底縁の方が分かりやすいと思いますが。)

が作り出す馬蹄形をした水平面で、

顎下三角とオトガイ下三角と呼ばれる面を

2つとも合わせたところです。

 

 

舌骨の右側に片手で触れておきながら、

空いているもう片方で

そこに緊張を作り出している

更に奥なる原因へアプローチして行きます。

それは、力の網と言う形で現れます。

 

力の網は、身体の歪みの

いわば起点となっている所を的確に探して接触すると、

その接触の刺激を契機として筋膜が反応を起こし、

筋膜を通して体表に描き出されるものです。

(臨床で生じる現象を、私自身はこのように解釈しています。)

 

施術では、

こうして描き出されるラインに沿って、

力の繋がりを解除して行きます。

 

舌骨の右側から始まった力のラインは、

しばらくそこで留まったあと、

一旦は胸の方へ下りて行きました。

 

 

ここは首輪が常にあたっていて、

その習慣的な刺激のために

組織が膠着を起こしたのでしょう、

表面から触れると

わずかに凹みを生じているのが

分かりました。

 

この膠着は、

ノドを下に引っ張る作用を

生じていたと考えられます。

ノドを引っ張る力を解除するために、

ラインは一旦こちらへ下りて来た様です。

しばらくして、ラインは

再び舌骨の方へと移動し始めました。

 

舌骨まで来ると、今度は

下顎骨の後縁をまわりこみながら

首の背面へと上がって行きます。

 

頸椎の4番でしょうか。

後頚部の中央付近の、ひときわ

凹んでいる部分でラインはしばらく停止しました。

 

そこから頸椎に沿って頭の方へ移動し、

今度は頸椎と後頭部の境目で止まります。

 

動き出すと、両耳の頭にある

最も尖っている頭頂で止まりました。

頸椎と後頭部の境目と、

頭頂の間をラインは何度か往復します。

 

次第に首が伸び、

頭部の力が抜け始めました。

 

頸椎4番の凹みや

後頭部下縁と頭頂の間に生じていた緊張、

舌骨に生じていた緊張は、

頚部全体が詰まり気味であったことを示しています。

頚部が詰まっていると頭部の圧力は高まり、

血流は低下しがちだろうということも

想像することが出来ます。

 

つまり、何もしていなくても、

身体の構造の歪みによって

くうちゃんの脳には常に緊張があったと

考えることが出来ます。

 

 

 

それまでお座りの姿勢を

取っていたくうちゃんは、

右側面を上にして横になりました。

 

ラインは頭頂から

今度は左の下顎の後縁をまわりこみ、

右側の舌骨まで戻りました。

 

開始点であった舌骨に

再び戻ってきた時、

くうちゃんの首回りが

大きくゆるみ始めました。

 

首の奥の方から、

組織がふわ~っとゆるみながら

広がって行くような感触です。

 

その感触が生じ始めると共に、

くうちゃんの頭の力が抜け

重みが手の中にふっと落ちて来ました。

 

この瞬間に、あぁそうだったのか、

と思いました。

 

 

そうです。

今まではそれだけ、緊張していたんですね。

 

くうちゃんには、

撫でて欲しいとか撫でられて嬉しい

と感じる様な場面で、

気持ちをどうやって表現したら良いのか分からず、

ジタバタするところがありました。

 

それを見ていて、もっと自然に

ただ受け止めれば良いのになぁ、

と感じていたのを思い出しました。

 

くうちゃんは、

我が家に来てから数年経たいまでも

実は緊張を抱えたままでいて、

そのせいで「甘んじて好意を受け取る」

ということが出来なかったこと、

 

そしてそれを実は、私も

無意識の中では知っていたのだなと、

この時に気付きました。

 

 

 

ラインは舌骨で止まったまま、

しばらくはそこから動かずに

体内で起きる反応を見守りました。

これには時間が掛かりました。

今までのくうちゃんなら、

こんな時にはじっとしていられず、

人間にちょっかいを出しまくるはずです。

 

でも、もう今は違います。

多少身動きはしますが、

動きがゆったりしていて

落ち着いています。

くうちゃんが気持ちよく感じて

リラックスして委ねられている様子が

伝わって来ました。

 

首周りの緊張が

どんどん抜けて行っていることが、

手の感触からも伝わって来ます。

 

筋肉の緊張が抜けて

組織がゆるみ広がったことで、

首には太さが戻り、

骨格を筋肉がやんわり、かつ

しっかり包んでいる状態を回復しました。

面白い事に、

首周りから肩にかけての毛も

ふわふわの手触りに変化しました。

まるで、一本一本の毛に

空気が通ったようです。

 

恐らく、毛根の細胞への血流が回復したことや

細胞の配置が安定したことで、

毛が根元から立ち上がったことで、

手触りに変化が出たのだろうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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