ショック状態になると、
腎臓のエネルギーが一気に消耗する。
それを放っておくのは
身体にとって危険なのだと、
以前さるヒーリングスクールで
教わりました。
ふ~ん、そうかぁ。
そんな程度に思っていたのですが、
つい昨日、「おぉ~、確かに!」 💡 と
身を持って知る機会がありました。
昨日、エアコンのファンに
指を突っ込みまして。
指を挟んで「ひぇぇ~」 😯
とショックを受けた後に、
腰の辺りが浮ついているような、
力の入りにくい感じがしているのに
気付きました。
少し細かく感覚を観察してみると、
胃の辺りにも下から上に向かって上る
モヤモヤとした感触があって、
それは身体の感覚なのに、
不快感と言うより
不安感に近い感じでした。
この一連の感覚が、
腎臓のエネルギーの急激な消耗の
現れなんだなと、過去に教わった記憶と
配線がつながって、合点が行きました。
こういう面白い体感や気づきをすると、
どうしても分析と洞察を加えたくなります。
…これはねぇ、趣味なんです。 🙄
身体の感覚や
身体に起きる変化や現象を
生理学や解剖学とすり合わせると
どう理解出来るか、
考えずにはいられないんです。
普段とは違った見方の中に
身体を放り込んでみると、
なかなか面白いんです^^
さらに違う発想にもつながったりして。
と言うわけで、私の趣味に
お付き合いくださいね 😀
腎臓の消耗、その時何が起きているか。
さて、緊急時の
腎臓のエネルギーの消耗と
一連の感覚には、
どんな結びつきがあるか。
それを解明してみたいと思います。
そもそもショックやパニックの時は、
闘争逃走反応と呼ばれる身体の
生理的な反応のプロトコルにしたがって、
脳からの指令を受けて副腎から
ホルモンが分泌されます。
副腎髄質からのホルモンは、
血管や心臓などの循環系を
コントロールする作用を持っています。
緊急時には
身体の基本的な機能を守ったり、
患部を素早く補修するために
循環系の制御が必要で、
副腎髄質は急激に
大きな仕事をこなす必要に迫られます。
短時間で大量の
ホルモンを分泌するために、
副腎では大量のエネルギー
=酸素と栄養が必要です。
副腎にそのエネルギーを
与えてくれるのは、
横隔動脈、大動脈、腎動脈から
それぞれ枝分かれして来る血管です。
血管のつながりから、
副腎で大量のエネルギーを
消費する時には、
横隔膜や腎臓の方で一時的に
在庫切れ状態になることが予想できます。
はい、腎臓のエネルギーの在庫切れです。
そう言えば・・・。
胃の辺りで起きた、
上へ抜けるような不安感は
貧血になりそうな時の感覚に
似ていたなぁ。
ショック反応の余波で腎臓が在庫切れ
=虚血になったのだと考えれば、
腰に力が入らないような
浮ついた感覚が起きた事とも
つじつまが合います。
さて、ではこの現象を
放っておくとどうなるでしょう?
横隔膜や腎臓で
血液やエネルギーが足りなくなると、
副腎も十分に活動が
出来なくなります。
そんな時、体内では
恐らくこんな光景が
展開されているに違いない・・・。
血中のホルモン濃度を通して
副腎の活動を監視している脳からは
「ホルモン足りないゾ。
もっと頑張って分泌しろ~」
と催促が。
分泌したくても
エネルギー源が十分にないので、
副腎は懸命に頑張ってるけど空焚き。
それでも
血中のホルモン濃度は上がらないので、
催促は矢のように来る・・・。
(まるで借金取りじゃ~。 😥 )
頑張り続ける副腎、
思ったように反応を返してもらえずに
イライラする脳みそ。
ついでに、その間で
右往左往する自律神経。
この状況、
抑うつとか、自律神経失調とか、
そうした症状に近い気がしませんか?
どうしたら、
こうした状況を解決できるのでしょう?
はい、副腎にエネルギーがまわる基盤を
整え直してあげる事ですよね。
つまり、横隔膜と腎臓の虚血を
解除するのが先決なんですね。
だから、緊急時、
ショックを受けた時にはまず
腎臓に手当、なんです。
何よりもまず腎臓に手を当てて、
腎臓がほっと
落ち着いたように感じられたり、
顔に血の気が戻ったかなぁ
と感じられるまで、
十分に労ってあげて下さいね^^
これもまた、災害時や
手助けの必要な場面に
知っておくと良い
実用的な知識だと思いますヨ 🙂