防災用品にクレラップを。

先日、施術中にクライアントさんとクレラップの話になりました。ちょっと皆さんの役にも立つかもしれないので、ご紹介しますね^^
節約生活のもとで、節水や節電のアイデアが色々と出て来ているようです。節水の対策で面白かったのが、ラップをお皿に貼り付けて使う、というものです。
クレラップは、実は利用範囲が広い優れモノです。例えば停電で寒い場合、十分に暖を取るための準備がない時なども、クレラップを身体に巻くとかなり保温効果を発揮してくれると思います。
イイジマは若かりし頃、太ももの太さを気にしていました。そこで大腿部にラップを巻き、その状態で運動をして痩せよう・・・というちょっと恥ずかしい試みをしたことがあります^^; (クライアントさんとは、この話で盛り上がりました。この試みが自分だけでなくて、ちょっと救われた気持ちがしたのでした。) 軽くサウナスーツを着るのと同じくらい、汗をかいたのを記憶しています。
寒さ対策なら、手首や肘、足首や膝などの関節や、足指などの身体の末端に近い辺りをラップで直に包むのがポイントです。手や足が冷えると冷えた血液が全身を巡るため、身体全体が冷えやすくなるのですね。
それから、ラップは傷の手当にも有効です。避難する際に、慌ててケガをしたり、足場の悪さで思いがけず負傷することも大いに考えられます。そんな場合、水で傷口を洗ってからラップで密封します。
従来、傷は乾かして治す、というのが定説でした。最近では、傷から出ている漿液には免疫に関わる成分が多く含まれていることが分かり、かえって湿潤を保ってそうした免疫細胞たちを活動できる状態を維持した方が治癒が早いことが分かってきました。(詳しくは、夏井睦 『傷はぜったい消毒するな』 をどうぞ。なかなか面白い本なので、オススメです。)
湿潤な状態だと雑菌も繁殖しやすいのですが、ラップのように密着する材質だと雑菌の進入を防いでくれるのです。テープがなくても、くっついて封が出来るのも助かります。
防災用品の中に、小さめのクレラップを一つ。イイジマも入れています
 緑の大きなつぼみは、バイモ。珍しい茶花です。紫はムスカリ。白いのはヘリクリサム(または、花かんざしとも。)