セラピーの役割

先日、インナーチャイルドと向き合うセラピーを受けて来ました。
こういう仕事をしていると、自分の整理が出来ているかどうかが施術にも影響したりします。
普段は身体の細かいメンテナンスを自分ですることで感情や心のバランスも維持できるようにしていますが
自分では処理できない感情の発露があった時には、やはり人頼み。
 
 
 霧の森のセラピーを受けて感じたのは、neMu no ki でやっている筋膜のバランス調整と
似た意味合いを持っているということ。
どんな点が似ているかと言うと。
 
 
 パズルのピースを埋める作業のようだということ。
 
 
バラバラで、繋がりがないように見えていた、一つ一つの記憶や印象の断片。
私達の過去はこうしたバラバラの破片で構成され、
さらに私達の心象、今、目にしているものから受け取る印象や意味を決めてしまう。
しかも、無意識に。
 
 
この、無意識にというのが恐ろしい点。
人とのコミュニケーションで変にイライラしたり、ちょっとしたことが気に障ったり・・・、
そういうのは私達の中に埋め込まれた記憶の再体験だったりするんです。 
 
 
そのバラバラの断片の中に、ある一つのキーワードを与えたり、角度の違う見方を提示したりすると、
 隠れていた繋がりの糸が、自然に浮き出してくる。
すると、自分の中で何が起きてブロックになっていたのか、意識で捉えられるようになる。
 
 
セラピーとは、そういう繋がりを再構築する役割を持つものの様です。
 
 
 
身体の癖は、筋膜の上に記録として残されています。
 
筋膜に身体のバランスの変化=癖が記録される際に、感情や思考も同様に埋め込まれるようです。
そのため、筋膜から癖の記憶を開放していくと、それが生じたときに伴った物理的な痛みが戻ることがあります。
それだけでなく、それにまつわる感情や思考も出てきたりします。
 
でも、こうして表出してくるということは、すでにそれを手放せる状態であることの表れでもあるんです。