流鏑馬:掛川市の祭事

5年ぶりに開催された、掛川は上垂木・六所神社の騎馬の祭事。
もともとは雨桜神社で火災があって
神様を六所様に遷移していた時期があり、
それ以来年に1度はお礼として六所神社に神様が戻ってくる、
そういうお祭りなのだそう。

私達がお手伝いした14日(日曜)のお祭りの前に、
御神輿(黒くて頭に鳳凰のいるものね。3体あった。)を
担いで練り歩いてくる神事が土曜にあったらしく、
14日の流鏑馬の神事は
(5年に一度になっているのは、この騎馬の祭事のみ。
御神輿を出す部分は毎年行っているそう。)
実はまた違う由来をもったものだったよう、
とは神事の記録づくりの為に撮影に来ていた
掛川市の資料課(たぶん)の職員さんの話。

流鏑馬の神事は、
上垂木の集落に獅子(いのししではないか、と言っていた)
が現れて田んぼや畑を荒らし、
その退治に周辺の部落の首長(って言ってたかなぁ?庄屋さん的な。)が
馬を出して射た、という故事に倣ったものだそう。
神事の種類としては、夏場に行うものは
疫病や災害の厄除けの意味合いのものが多いとのことだった。
なるほど、神事も、夏はものが腐りやすいし、
体調も崩しやいからという
現実的な日常的な必要性に合致して行われているのだなと納得。
冬から春にかけてなら豊穣祈願だし、
秋なら収穫を感謝する祭り・・・的に。

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