布は、風に形を与える。

風には色んな「感触」があります。
そよそよっと内緒話のようにヒフを優しく撫でる風、
冷んやりとしてヒフの熱を冷ます風。
暑い日に更に吹き付ける熱風なんていうのもありますが????
風が色んな顔を持っていると感じられますよね。そよかぜなら美しく優しい女神様とか。
本日、
お店の入り口にかけているカーテン変えました。
以前はリネン生地だったのを????
こんな感じに。

薄い羽のように透けるけれど
程よい重たさのある生地で、
風をはらむ様子が美しいのです[#IMAGE|S12#]それで、ふと気づきました。
あぁ、布は風を目に見える形で表現できるものなんだな、
風に形を与えられるものなんだな、と[#IMAGE|S23#]そうすると、
空間にどういう布を使うかで
(特に空間の境界として使う場合は)、
空間が重くなったり軽やかになったりもする訳ですよね。
布が、その空間の空気そのものを表しているとも言えるなぁと。
と言うことは、
私達の着る服も、
デザインだけでなく布地によって
自分の醸し出している空気感が表現されちゃってる訳ですよね。
とりわけ、
自分にとって心地いい服を選ぼうと
意識してる方は、無意識の内に
自分に近い「空気」を表現する布を
選んでいるのかも知れませんね〜[#IMAGE|S16#]