植物」タグアーカイブ

自然の中で、童心に返る時間。/4~5月の営業予定

 

 

 

今年の桜は、

入学式にちょうど合わせた様に

ゆっくり咲き始めました。

 

すぐに散るかな?と思いきや、

強烈な雨風に幾度も見舞われつつ

のんびり咲き続けていた気がします。

 

4月7日の時点で

こんな感じ。

 

 

 

いつになく

長い桜の時期が終わると、

今度はあっと思う暇もなく初夏!

 

春と夏って、

こんなに近接していたかなぁ?

 

 

 

窓を開けていると、

強い日差しの中で

柔らかな新緑が輝き、

 

心地よく熱を含んだ風が、

葉の間をサワサワと

通り過ぎていきます。

 

明るく朗らかで豊かな季節。

外の空気を吸うたびに、

自然の中に飛び出したくて

ウズウズして来ます。

 

 

 

気持ち良く晴れた

先々週の日曜日のこと。

 

この時期は、

夕暮れ時もまた格別

美しいんですよね。

 

母と美しい時間帯の景色を

一緒に楽しみたいなと、

散策に出かけることにしました。

 

 

 

人を結びつける自然の力

 

私の自宅の近所には

自然公園があります。

 

公園とは言っても、

丘陵の一部をそのまま

公園にしているので、

散策路はいっぱしの山道です。

 

ちょっとした沢のある個所や、

木の根に頼りながら

急勾配をのぼるところなど、

規模は小さいながらも

山歩きの楽しさを十分味わえます。

 

私にとっては、

ここでの山歩きは

自然との繋がりを体感し、

新鮮な活力を充電するための

大切な時間になっています。

 

 

意識や心を開放する時間でもあるためか、

時には面白い出会いも起こります。

 

先日は、

お花にとても詳しい方に

途中で出会い、

しばらくご一緒しました。

 

色んな花の写真を撮っては

一覧表にして配っているそうで、

自作の資料を見せてくれました。

 

聞けば、

保育園の先生をしていて、

自然に興味を持ってもらえるように

子供達に配るのだと、

楽しそうに話してくれました。

 

人生の楽しみ方を

教えてくれる存在が身近にいるのは、

子供にとって貴重なことだと思います。

 

今すぐには芽が出なくても、

心に何かは必ず

残ると思いますから。

 

 

 

その日の帰りがけ、

公園のふもとにある

竹藪を抜けると、

お寺の境内に満開の枝垂れ桜。

 

「わ~…」

 

母にもぜひ

見せてあげたいなぁ。

そう思いながら帰途につきました。

 

 

 

痛みによって強まった、身体への信頼

 

母は73歳。

昨年、ぎっくり腰になりました。

 

その通院の中で、

知らぬ間に胸椎も

圧迫骨折していたことが

判明しました。

 

当初は痛みも強く、

背中や腰を伸ばすのは

かなり大変だったようです。

 

しばらくして受けた

健康診断の際には、

身長も縮んでしまったと

ガックリ。

 

でも、定期的に施術を

受けに来ることもあって、

1年以上経過した今では

背中が次第に伸びて来ています。

 

年齢には関係なく

身体はちゃんと変わるんだと、

母も自分の身体に

信頼を感じるようになったみたいです。

 

以前に比べると、

身体と相談しながら

無理せずに楽しく過ごしている、

そんな感じに見えます。

 

その様子を見るたびに、

ギックリも圧迫骨折も

決して無駄ではなかったのだな

と思います。

 

 

 

とは言え、長い距離を

楽しく歩けるようになるまでは、

まだ少し時間が必要そうです。

 

公園までは徒歩30分。

距離があるため、

車で向かいました。

 

 

 

駐車場に車を停めると、

お寺の境内に立ち並ぶお墓に

「お邪魔します」と断りしつつ、

枝垂れ桜のもとへ。

 

すでに散り始めてはいるものの、

濃いピンクの色味が美しく、

枝ぶりにも華やぎがあります。

 

 

しばらくすると、

母は下草を観察し始めました。

 

植物好きな人間にとっては

下草だって同じように魅力的で、

桜とも優劣はなさそうです。

 

沢山のスギナが生え、

風でフサフサと

柔らかく涼しげな葉が

豊かに揺れています。

 

その合間から、

沢山のツクシも

顔を出していました。

 

「あ~、つくし!」

 

 

 

近年はツクシを見かけることが

少なくなりました。

 

どこかで見つけたら教えてねと、

春の始めに母が言っていました。

 

それが、

こんな所に生えてた!

しかも沢山!

何だか嬉しいね~。

 

 

そんなことを話しながら

お寺の階段を下ってくると、

 

「ツクシだったら、

うちの竹藪にいっぱいあるけど、

採っていく?」

 

通りかかったおばちゃんが

ふいに声を掛けてくれました。

 

あまりに思いがけない事に

母と顔を見合わせていると、

 

「すごく沢山生えてるんだよ。

どうせ刈らなきゃいけないからさ。」

 

「ツクシを摘むのはともかく、

どんなに沢山生えてるか、

見てみたい!」

 

 

 

おばちゃんが向かった先は、

公園のふもとにある竹藪でした。

 

竹藪はかなり奥行きがあるのですが、

一番手前のお寺寄りのスペースは

下草の茂る野原になっています。

 

その一面を覆いつくす勢いで、

ツクシとヨモギが生えていました。

(写真を撮り忘れましたが~。)

 

ツクシの穂が

半分開いているものを摘んで

頭をちょんと突くと、

ふわ~っと霧のようになって

胞子が飛び出しました。

 

「ほら見て!ふふふ」

 

こんな些細なことで、

思わず童心に返ります。

 

豊かな実りのある土地があるって

良いなぁ~と思っていると、

 

「ここは、どうせ

刈ってもらわなきゃいけないんだ。

お金を払って

手入れしてもらわなきゃいけないから、

こういうのがあるってのも大変なものでね。」

 

なるほど。

じゃあ、遠慮なく

摘ませてもらっちゃいます!

おばちゃん、ヨモギも欲しいなぁ。

摘ませてください!

 

 

 

ツクシとヨモギだと、

今晩は天ぷらかな~。

 

十分に摘ませてもらって、

おばちゃんにお礼を言って

別れました。

 

おばちゃん家の夜の食卓には、

きっと「甘草」が出たはずです。

 

その日の昼間、

お寺の横の土手で

甘草を摘んでいた人達がいて、

食べ方を教わったのだそうです。

 

おばちゃんはきっと、

公園に遊びにくる人達と話すのを

楽しみにしているのでしょうね。

 

 

 

時の止まった路地

 

お寺から少し歩くと、

公園のふもとに沿って

不揃いな石畳が続く

小道への入り口があります。

 

左側の土手には、

夕日に映える赤紫のヤブケマン。

右側には古い農家。

 

 

懐かしい空気の漂う

この路地に来ると、

タイムスリップした気分になります。

 

入り口が狭く分かり難いこともあり、

元気で活動的だった頃に

この近辺は何度も歩いている母でさえ

この道は初めて来たとのこと。

 

初めてなのに

懐かしい空気の場所。

 

何だかお母さん、嬉しそう。

 

美しい紅梅のある家や、

花が咲いているアケビを見ながら、

夕日に向かってゆっくり歩きます。

 

 

この路地の終端には、

レンゲの花が咲く

田んぼがあります。

その向こうは、神社。

 

お寺から始まって

神社に続く道のり。

 

この日の最終目的は、

母にこのレンゲを見てもらうことでした。

 

 

 

田んぼ~童心を蘇らせる心象風景

 

私が小さかった頃、

自宅から少し離れた所には

田んぼの残る地域がありました。

 

稲を刈った後の田んぼでは、

地力を回復する為に

レンゲ草の種を撒いたのだそうです。

 

植物の中でも、

マメ科は栄養価があります。

 

馬の仕事をしていた時も、

馬達を放牧しておくと大抵は

マメ科かイネ科の植物を

好んで食んでいたのを思い出します。

 

休耕田にレンゲ。

きっとこの風景を見たら、

母も懐かしくて

喜ぶだろうなぁと

思っていました。

 

 

 

案の定。

 

レンゲを片手に、

顔がニヤけてますよ。

お母さん!

 

 

…ね!

子供みたいな良い表情!

 

 

 

今度は、

隣の田んぼにあぜ道を発見。

 

足元は大丈夫?

滑って落ちたら水の中だよ?

 

なんていう私の心配をよそに、

スタスタと慣れた足取りで

あぜ道を歩いて行く母。

 

 

 

あれれ、

コンクリの上よりも速いみたい。

 

キョロキョロと植物を見ながら、

あっという間に行っちゃった。

楽しそうだなぁ。

 

農家育ちですもの、

こういう道の方が

実は慣れているんだよね。

 

 

 

ほら!ここ、

こんなにクレソンあるよ!

 

 

 

うふふ、良かった。

去年は痛みとの闘いで、

花見も出来なかったんだものね。

 

一年間、

思ったように動けずに

元気のない様子をしていたけれど、

 

復活したら

以前よりももっと柔軟で、

自由に日々を楽しむことを

し始めた様な気がします。

 

健康でいる自分を、

心から楽しんでいるのだろうと

思います。

 

 

 

今日、誕生日を迎えた母に、

感謝の気持ちを添えて

この記事を贈ります。

 

 

 

4~5月の営業のお知らせ

 

最後になりましたが、

まもなくやってくる

ゴールデンウィークと

5月の営業のお知らせです。

 

それにしても、

ついこの間お正月だった

みたいな気がしているのですが、

もうゴールデンウイーク!

季節は本当に足早ですね~!

 

 

 

4月中の臨時休業はありませんが、

5月は5日(金)・6日(土)が

臨時でお休みとなります。

 

定休日は毎週水・日曜日です。

 

それ以外は、祝祭日に関わりなく

営業を予定しています。

 

 

 

以前施術を受けて下さった方が、

施術の終了後、

「新車になったみたい!」

と仰っていたことがありました。

 

身体がピカピカの

新品になったような感じがした、

と言うことだったようです。

 

普段は自分のケアに

ちゃんと時間を割く余裕がない!

という方にこそ、

 

連休などの機会を使って、

オーバーホールをするつもりで

全身の調整を受けて頂けたら良いな

と思います。

 

皆さんからのご連絡を、

心よりお待ちしています!

 

 

美味しいラベンダー ~7月と8月の営業予定

 

営業日のお知らせが、

大変遅くなりました!

 

遅くなりついでに、7月と8月とを併せて

お知らせ致しますね!

 

でも、お知らせの前に。

ちょっとだけ植物のお話を。

 

 

皆さんは、

ラベンダーって食べた事ありますか?

 

 

neMu no ki では昨年の冬から

ラベンダーの苗を育て始めました。

 

と言っても、玄関先に置いて

様子を眺めているだけなんですケド(;^ω^)

 

一つの鉢に、

2種類のラベンダーを植えました。

 

強くて大きい方の株は

ゆっくりゆっくり、自分のペースで、

でも着実に成長して行きます。

 

それはもう、とにかくマイペース。

何だか自分を見ている様な気がして

妙に励まされたりして…。

 

もう一方の背丈の低い株の方は

しばらくすると下の方の葉が黒くなって来て、

元気が無くなりました。

 

ラベンダーは「蒸れ」が嫌いだそうです。

小さい株だと地面に近いし、

大きい株の下に潜りがちなので風を感じられず、

きっと居心地が悪かったのでしょうね~。

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黒い葉っぱはもちろん、

下の方の葉っぱをきれいに取り除いて、

風の通り道を確保し直しました。

いらない枝を落として

植物の基礎代謝量も減らしました。

 

植物全体で消費するエネルギー量を小さくすると、

根っこに養分がしっかりまわるので

元気を取り戻せるんですね。

植物は、根っこが命。

 

こんな風にして、小さな株も何とか復活。

今年は花を付けませんでしたケド…( ;∀;)

でも、とっても元気になりましたよ!

 

大きい株の方は、

初めてにしては沢山の花を

咲かせてくれました!

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ラベンダーは、

小さな花が沢山集まった花穂だけでなく、

葉や茎からも芳香性の油分(精油)が分泌されます。

 

葉っぱや茎の方が、

花よりも香りが強い位かも知れませんねぇ。

 

ラベンダーには

ヨモギの様に産毛がびっしり生えていますよね。

その隙間に、分泌腺があるのだそうです。

 

 

7月に入ると

花の時期もそろそろ終わりになって来て、

花穂の中にまばらに茶色が混じり始めました。

 

茶色くなった小花を取り除いていると、

5~6個ほど取った程度で

手がものすごくベタベタして来ました。

 

油分かな?

ペロリ。

おぉっ!?甘~い!!DSC_0002_22

 

 

すごく小さな花なんですけど、

その根元に、ちゃぁんと

蜜が蓄えられていたんですね。

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ラベンダーそのままの良い香りのする、

とても甘い蜜でした。

 

こう書いちゃうと、

当たり前じゃない!って思うでしょ?

これがね、どっこい(古い…)、実際に食べてみると

感動するんですよ~!

 

舐めた後は、

鼻の中の爽やかな香りと

口に残る心地よい甘さに、しばし浸らん…。

はぁぁ、何たる幸せ~(#^.^#)

 

 

茎を切ってからしばらく経った花よりも、

土に根付いて

植物として生きている花の方が

甘味が濃くて、

何と言うか、深さがある様に感じました。

やっぱりねぇ~。

 

あ、ちなみに!

葉っぱも食べてみたんですよ!

そうしたら、

後味ならぬ後香りが、何かに似ているんですよねぇ。

とっても。

 

鼻孔を広げて

息をゆっくり吐き出しつつ、

口腔内に残った香りをじっくり嗅ぎます。

(傍目にはちょっとアヤシイ…。)

 

只今、匂イノ記憶ト照合中。

 

…あ~!

ヨモギ!

 

そうなんです。

ヨモギと後味がそっくり!

ラベンダーの種類にもよるのでしょうけど、

 

それぞれがシソ科とキク科を代表する

薬効の高さを持つラベンダーとヨモギ。

その優秀な植物同士が似た香りだなんて、

意外な発見!

 

こう言う発見って、嬉しいんですよね~(#^.^#)

植物とちょっぴり仲良くなれた気がして。

 

ちなみに、このラベンダーは

スコティッシュラベンダーだったと思います。

…たぶん(;^ω^)

 

 

 

では!

最後にやっとこ、営業のお知らせです!

(どれだけ待たせるんだか~。

ごめんなさい!)

 

<7月>

臨時休業:特になし

定休日:毎週水・日(祝祭日は営業)

営業時間:11時~20時

予約の最終受付:17時半

 

<8月>

臨時休業:8日(土)

定休日:毎週水・日(祝祭日は営業)

営業時間:11時~20時

予約の最終受付:17時半

 

一人で運営しておりますので、

ご予約は前日までにご連絡くださいます様に

皆様にご協力をお願いしております。

(ご事情のある場合は、

当日のご相談もお受けしています。)

 

皆様のお越しを、

心よりお待ちしています!

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くにたちの桜と、4月の営業のお知らせ。

 

気が付けば

あっという間に桜が咲き始めたと思いきや、

もうすっかり満開!

気の早い枝からは、すでに

ちらちらと花びらが舞い落ち始めていたりもします。

 

桜の一斉開花と共に、

やっと陽気も安定して来た感じがします。

夜間でも上着が必要ない位の

温かい陽気になって来ましたね~!

 

という訳で、

まずは桜の写真館。

 

くにたちが誇る、

大正初期から生きる古い桜たちの

見事な咲きっぷりをとくとご覧ください~。

 

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上の写真は、ちょうど1週間前のもの。

くにたちの駅前で、

一番最初に花を付ける桜の夜の姿。

 

はい、月夜でありました。

う~ん、何と美しい…。

 

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↓ 下の2枚は先週の日曜日の写真。

撮ったのはは夕方の5時~6時ころだったかなぁ。

上の写真もそうなんですけど、

陽が完全に傾く前の時間帯は

空が美しく映るみたいです。

 

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↓ 桜の背景に見える赤い光は、

くにたちのauショップ。

背景も、写真の雰囲気を決定づける

大事な要素なんだなぁと思った一枚。

 

auが好きかどうかは置いておいて、

良い光の演出です!

良い脇役がいてこその主役なんですね。

 

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↓ これは、月曜日。

一橋大学の前には、見事な八重の枝垂桜があるんです。

施術を受けに来た母を見送りがてら、

一緒に花見をして来ました(^^)

 

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↓ こちらは、一昨日の夜の写真。

題して「未知との遭遇」。

…宇宙っぽくありません?ヽ(^。^)ノ

 

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↓ 最後は、今朝の写真。

花曇り気味の青空の日、満開の桜を見るために

道の両側はまぁ人がい~っぱい歩いていて

賑やかだったんですよ~!

 

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桜の移り変わりを軸にして見ていると、

満開へ近づくにつれて、

街の空気がどんどん変わって行くのにも気付きます。

 

まずは、蕾が開花した時。

うつむきがちに歩いていた街の人達の

顔が上がり始めます。

 

3分咲きに見える頃には

ほぼ全ての木に花が付き始めて、

分厚い上着を着ている人を見なくなって来ました。

 

急に初夏のような暖かさの日があり、

5分から8分へと一日で一気に開花。

空気が一遍に華やぎます。

行き交う人たちの、顔がほころんでいます。

 

そして、満開。

くにたち駅の改札を出て満開の桜を見た時、

ぶわ~っと上に上がっていく様な

勢いのある開放的なエネルギーの感覚にびっくりしました。

昨日までとは打って変わっての、明らかな「春」。

 

道行く人たちの様子もガラリと変わり、

春の装いで表情も明るく、

楽しげな話し声や笑い声が聞こえます。

 

 

2月末にボルネオから帰ってきた際、

日本の景色が寂しく色褪せて見え、

街がひっそりと息を潜めているいる様な感じを受けて

物悲しい気持ちになったんですけれど、

 

その冬の街が、桜たちの力で

一気に色を取り戻したんだなぁと思います。

 

 

で、ふと思ったんですが。

私たちは、わずか1週間で冬から一気に春へと飛躍して、

見事に明るさや軽やかさを取り戻した訳です。

 

これは、実際にかなりの勢いの「飛躍」です。

これを乗り越えるには、身体の内部ではそれに先行して

春に適応するための変化が粛々と進んで来ていたはずです。

 

花粉症の人達は(私もです~。)

2月の半ば頃から症状が徐々に本格化して来て

1か月なり2か月なりと厳しい時期を送ることになりますが、

 

花粉症も、そうした春に適応するための

身体の準備運動の一つなんじゃないかなぁと思うんです。

冬の間にひっそりと静まり返っていた体内に、

少し手荒でうれしくない方法ではあるけれど、

流れの勢いと活力を取り戻して行こうと

しているんじゃないのかなぁと。

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長くなりました!

4月の営業のお知らせです!

 

4月は通常通りの営業になります。

臨時のお休みなどの予定は

今現在のところありません。

 

 定休日は祝祭日にかかわらず毎週水・日

営業時間は11時~20時まで、

最終受付時間は17時30分になります。

(ご事情がある方の場合には、18時までお受けしています。

その際には、遠慮なくご相談下さい。)

 

まだ春に適応できてないという方も、

春らしくもっともっと活動的になりたいという方も、

是非、身体のバランスを整えにいらして下さいね~!

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ボルネオ、小さな冒険譚。ーボルネオ報告①(全4編)

 

コタキナバルのにぎやかな中心通り、Gaya Street.

(毎週日曜日に、サンデーマーケットが開かれる事で有名です。)

そこから少し山側に行った所に、

ホテル・ドリームテルがある。

 

ホテルの裏山には、

コタキナバルを一望できる展望台へと続く

舗道が走る。

 

前日は、その道を辿って早朝散歩へ行った。

道沿いには、赤道直下ならではの

鮮やかだったり巨大だったりする植物が

普通な顔をして生えている。

 

花の形状や色もさることながら、

アリの顎が見事に強そう。 ↓

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下の写真はクワズイモ。

左の女性の身長は180センチ近く。

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こちらは、山裾にそびえ立つ巨木。

一本で立派なジャングル。

 

下の写真は、

展望台の辺りから見たコタキナバル方面。

入江の向こうには、今も残る

フィリピン系部族の水上集落が見える。

 

豊かな自然や文化を保持しながら、

一方で都市化も進んでいる。

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この日は、一人で散歩へ。

昨日通った展望台へ向かう道の途中に、

山の上へと続く古びた赤い手すりの階段があるのが、

目に飛び込んでくる。

 

一見薄暗く、踏み込むのをためらう雰囲気。

でも、何となく気になる。

冒険心をくすぐられる。

 

昨日の散歩では、今回のボルネオ行の目的である

研修に一緒に参加している友人と通りかかったが、

嫌な感じがする道だからと

のぼらずじまいだった。

 

どうしようかと考えていると、

現地の青年たちが音楽を聴きながら下って来るのに

ちょうど出会った。

彼らのリラックスした様子を見ると、

どうやら危険な道ではないらしい。

 

この道はどこへ行くの?

と聞くと、イスタナへ続く道だという。

ありがとう、と言って階段を上り始める。

(この記事を書く為に調べていて知ったのだが、

イスタナとはマレー語で宮殿を意味する言葉だそう。

かつて、宮殿のある地域だったのだろうか。)

 

手入れの施されていない荒れた道で、

頻繁に人が往来している訳ではなさそうだ。

曲がりなりにも、街灯は立っている。

 

 

 

この道が怖いと感じるのは、

機械のモーターの様な、甲高く奇妙な音が

絶え間なくしているせいもあるだろう。

耳慣れない不思議な、不気味にも感じる音。

 

機械なのか、それとも鳥なのか。

正体を確かめようと上を見ながら歩く。

 

音に近づいていくと、

ぱたりとやむ。

そちらの方を見ても、何の姿もない。

 

こちらが立ち止ると、

姿は見えないまま

また鳴り出す。

 

しばらくじっとして、耳を澄ます。

あれ~?この感じ…。

 

同じ調子の

気味の悪いモーター音に聞こえていたのが、

ちゃんと聞いてみれば始まりと終わりがある。

 

始まりは急で、終わりはゆっくりと尾を引き、

かすれながら止まる。

 

あぁ、やっぱり。

セミだ。

向こうにも小さく鳴いているのがいる。

鳴き交わしていたんだ。

 

(下の音声ファイルから、その時のセミの声をお聞き頂けます。

ウグイスに似た鳥や鶏などの鳴き声も。)

 

 

日本のセミとは、音色が全く違う。

もっと金属質で、生き物っぽい感じがしない。

 

生き物っぽい感じがしないって、

何でそう思うんだろう?

…ははぁ、そうか。

「ゆらぎ」が無い感じなのかも。

 

そう考えると、

日本のセミの声は、日本の文化と似ているなと思う。

地味で渋く、繊細なゆらぎがある。

 

きっと、ボルネオのセミの声が日本の森で鳴り響いていたら、

日本の文化はもっと違った色合いになっていたに違いない。

 

私達を囲んでいる様々な環境やその要素の一つ一つが

私たちの感受性を育み、文化を作っているのだなと、

しみじみ思う。

 

 

 

思ったよりも階段は短く、

すぐに上の道路に出た。

目の前には、神学校がある。

道路よりも一段低くなった土地に立つ

青と白を基調にした洋風の立派な建物だ。

 

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この道路は丘の稜線に沿って走っているのか、

道路のすぐ向こう側は谷になっている。

谷の底には、美しく赤い屋根の街並みが見える。

通りかかった現地の青年に聞くと、

リカスタウンという名前だと教えてくれた。

 

時刻は朝の7時すぎ。

ボルネオの今の時期の日の出は6時過ぎ。

6時半から7時ころまでは涼しく、

散歩するのがとても心地よい。

7時半頃からは次第に気温が高くなる。

 

朝靄にかすむ隣町の景色が、

夏の陽の光の中で幻想的に輝いて見える。

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路傍には

明るい陽射しを浴びて鮮明な色彩の花が咲き、

道の真ん中には、ヤシの実だって落ちている。

なんて実り豊かな大地なんだろう。

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マメ科の花も、

こんなにデッカイ。

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アサガオは、普通の大きさだけど。

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道路にヤシの実。

車の運転中に落ちて来たりもするの…?

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神学校の近くで出会ったテントウムシ。

これは、日本のよりも少し小振り。

背中の模様は十字架?(神学校だけに…。)

まさか※印じゃないよね…?(^▽^;)

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初めての国の知らない土地。

先に何があるか分からなかったけれど、

興味のおもむくままに行動してみた。

 

ほんの小さな冒険。

けれど、自分一人で行くことが出来た。

冒険のご褒美は、美しく平和な眺望。

 

先日の研修の中で

実はちょびっと凹んでいた自分の気持ちが、

(研修は施術の為の学びの場であると同時に

自己成長の場でもあるので、色々起きます。(^▽^;) )

急にぱかんと切り替わるように、

晴れ渡ったのを感じた。

 

 

 

 

 

 

年始のご挨拶と、1~2月の営業のお知らせ

 

ひゃぁぁ~…

すっかり松の内を過ぎまして、

遅まきのご挨拶になりました~ !

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あけましておめでとうございます!

2015年の年明けは、寒かったですね~!

皆さんは、どんな年末年始を過ごされたでしょうか?

 

 

わたくしイイジマはですね~、

元旦の早朝から五か所、初詣に行ってきました!

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…欲張り過ぎ?(^▽^;)

なんのなんの、

3日にはもう一社行ったから、計六社!

 

 

冒頭の写真は、3日に詣でた谷保天満宮の蝋梅です。

境内の南端に位置していたからでしょうか、

もうすでに満開の勢い。

 

青く抜ける様な寒空に、

ロウ細工のようなツルツルした花弁の黄色が生えて、

何と美しいこと~✨

 

美しいので、別撮りの写真も載せちゃいます!

香りがこれまた非常に素晴らしいんですけど、

こればかりはお届けできないのが残念~…。

谷保の蝋梅-1

 

 

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さてさて、初詣のお話。

 

最初に詣でたのは、産土(うぶすな)様です。

日の出の時間に合わせて行きました。

 

ところが、今年の元日は

東の稜線に沿って雲が帯のように掛かっていました。

 

残念ながら初日の出は見られずじまい。

太陽が見えたのは、だいぶ陽が高くなってからでした。

でも、空がきれい!

 

2015 日の出

 

 

私が住んでいる地域の産土様は、若宮神社です。

家族経営(たぶん)の小さなお宮さんですが、

三が日は朝早くから社務所が開いています。

 

神札とおみくじを求めると、

小袋に入れた福銭をくれました。

 

「お一つでよろしいですか?」

とニコニコしながら聞いてくれたので、

「あ!出来たら…家族の分も良いでしょうか~?」

と、ついつい甘えちゃいました。

そんな最中に、ポンポンと肩を叩く人があり…

 

「あ~!」

長年お世話になっている美容師さんでもあり

neMu no ki のクライアントさんでもあるTさんとばったり!

 

あら~、やだ~!すごい偶然!

しかも、福銭をねだっている所を見られちゃいました!

境内に響き渡る様な大きな初笑い。

 

一旦帰宅して柴又の帝釈天まで行くという彼女。

私もむこうを張って(笑)

高幡不動まで足を伸ばすことにしました。

寒風は吹いているし、朝食もまだだったんですけど!

 

 

 

浅川の川沿いを東に向かってトコトコ歩いていくと、

お不動様までは30分ほどでしょうか。

その途中に、小さな森のような、

独特な静けさを帯びた場所があるのが目に留まりました。

 

前から気になってはいたけれど、

何となく立ち寄りそびれていた所です。

特に急ぐわけでもないですし、

新しい年の始めに、何か新しい事をしてみるのも良いかも 😀

と言うわけで、そちらへ足を向けました。

 

そこは、一風変わった造りをした、

小さな神社でした。日枝神社とあります。

 

川沿いの方から近づいて行くと、

…およよ?

境内入口のすぐ向こう側に、神社本殿の背中が見えています。

 

ここは裏口?

入って大丈夫なのかなぁ?

 

地元の方がやって来ました。

観察していると、躊躇なく入って行きます。

どうやら、ここが入口で間違いない様です。

 

引き続き観察していると、

本殿の横を通り過ぎて行きました。

 

あれれ?お詣りは?

 

歩いていく先を見ると、鳥居があります。

鳥居の向こう側まで行って、

そこからUターンをして鳥居をくぐり抜け、

本殿の正面へ戻って来ます。

 

他の参拝者の方も、

やっぱり同じ流儀。

 

ははぁ~、やっぱり鳥居は先にくぐらないとね。

でも、何だか面白いなぁ~…。

 

一旦は

あたかもお社がないものとして横を通り過ぎ、

奥にある鳥居まで行ってから

わざわざ本殿の正面へ戻って来る。

 

回りくどくて、ちょっと無駄な道のりだなぁ。

でも、何ともそれが腑に落ちる感じもします。

 

え?

このオカシな行動様式の

どこが腑に落ちるかって?(^▽^;)

 

幼少の頃に読んだケルトの妖精伝説の中に、

ある場所の小さな丘の周りを決められた作法で回ると、

(左回りに3回、その後右回りに5回、みたいな感じで。)

妖精の国にたどり着くことが出来る、という記述があって、

いい歳になった今でも印象深く覚えてるんですけど、

 

何だかこの神社はそれに近い感じを受けたんですね。

お社にたどり着くまでの道のりの回りくどさで、

この空間は異界へ繋がってるんじゃないかなぁ、なんて。

 

 

 

「無駄」や「回りくどい」と言う言葉は、

効率性を土台にした日常のペースを基準としていて、

そこに合致していなかったりはみ出したりしているようなものに対して

使う表現だと思うんです。

つまり、日常の時間の枠組みから外れている

とも言え換えられるのではないでしょうか。

 

とすると、このお社の回りくどい参道は、

日常の時間の流れの外にあるわけですから、

そこを辿って行き着く先は、

変性した時空間=異次元世界というわけです。

 

 

 

そう言えば、お社が北向きに建っていたのも

珍しかったんじゃないかなぁ。

 

大抵の寺社仏閣は南向き、

あるいは東西に顔を向けていますよね。(私の思い込みでなければ(^▽^;))

そうすると、必然的に正面が陽の光に照らされます。

 

ところが、

ここではお社が太陽に背を向けているので、

本殿の正面が影になっていて、うす暗いのです。

何らかの理由はあるのでしょうが。

 

この神社に何とも言えぬ不思議な感じを受けたのは、

参道だけでなく光の作用もあったのかも知れませんねぇ。

 

日枝神社

 

 

帰り際、

本殿の真後ろにど~んと立っていた

樹齢300年の椋木(ムクノキ)にごあいさつ。

 

高さ23メートルの大木で、

お社の頭の上を軽々超えてます。

ムクノキ-2

 

幹に両手で触れて、

ムクノキさんの人となりを感じ取ってみます。

…アヤシイでしょうかねぇ?(^▽^;)

 

老齢の大木、

私の中では「ムクノキおじさん」というイメージだったので、

どっしりと落ち着いた感じがするのかと思っていました。

でも、手から伝わってくるのは意外にも、

軽やかでサバサバとした感じでした。

 

この軽やかな感じは、

「屈託のなさ」だなと思いました。

 

軽やかに屈託なく。

本当は、生きて行くのはそんな感じで良いってことなんでしょうね。

楽しげなムクノキのエネルギーに触れたら、

ふとそんな事を思いました。

 

私たち人間はどうしたって、

真面目で深刻で。

不安な方へと、つい目を向けがちですから。

 

ムクノキ-1

 

 

強い風が吹き始めた中、

ムクノキに別れを告げて、いざ、お不動様へ。

 

さっきよりも、身体が軽くなったように感じました。

 

 

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ではでは、営業のお知らせです。

 

2月は長期でお休みさせて頂きますので、

1月と一緒に早目にお知らせ致します。

 

 

▼1月

臨時休業 : 31日(土)

臨時営業 : 25日(日)

 

それ以外は通常通り、

祝祭日にかかわりなく毎週水・日がお休み

営業時間は11時~20時までとなります。

 

 

▼2月

臨時休業 : 13日(金)~23日(火)の、計11日間

臨時営業 : 未定(応相談)

 

2月はボルネオに行って参ります。

旅行じゃなくて、勉強ですよ~(^O^)

11日間の最後の二日は、ボルネオの自然を満喫して来たいと思います!

 

これだけ長い期間 neMu no ki をお休みするのは、

開院してから初めてのことです。

ご利用下さる皆さんには、ご迷惑をおかけいたします。

 

通常はお休みにしている水・日曜日ですが、

2月に関してはご要望があれば

ご予約をお受けいたしますので、

どうぞご相談くださいね!

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風を表現する植物

 

8月ももう終わりに近づいてきましたね~!

 

23日の土曜日は二十四節気の一つ「処暑」でしたが、
陽気とどまりて初めて退かむとする、とか
暑さも此処(ここ)に至れば収まる、という昔の人たちの感覚通り、

 

急に涼しくなって来たなぁ、
秋が来てるんだなぁと実感しますよね。
早くも、少し肌寒く感じるくらいです。

 

前回の「今日の花」の記事では、
「涼しさを活ける」、という題材で書いてみました。
今回は、活けてみたら涼しさと言うか爽やかさが出た感じがします。
何が爽やかさを感じさせるのか、ちょっと分析してみようと思います。

るこう草の蔓、玉すだれ (2)

一番左の白い花は、白蝶草
よそのお家の庭先や畑などに咲いているのを見て、
ずっと欲しいなぁ~と思っていたものです。
ぴんと長く伸びた茎の先に、蝶がふわりと止まっている様な、
可憐な姿の植物です。
月見草や松宵草などと同じアカバナ科。

 

 

その右側にある大振りな白い花は、タマスダレ
葉はニラに似て中空のスッとした形状をしていますが、
ヒガンバナ科の植物。

 

鮮やかな赤は、チェリーセージ、黄色い花は金水引(キンミズヒキ)。
ピンクの小さな花の集合体はシモツケ、
黒い実は白い花を咲かせる山吹。

 

穏やかな配色の中に 赤や黒の印象の強い色が挿してあると、
全体のまとまりが出やすい感じがします。

 

そして、右後ろでくるりと蔓を巻くルコウソウと、
右前にふわりと垂れたシダ類のアジアンタムの葉(下記の図)。

アジアンタム Adiantum_capillus-veneris_Moore45-public domain

Wikimediaより引用。 「Adiantum_capillus-veneris_Moore45」 パブリックドメイン

 

ルコウソウの蔓には羽の様な繊細な葉がついていますし、
アジアンタムの葉は丸みを帯び、小さくて柔らかい質感です。

 

私たちは知らず知らずのうちに、
その植物の質感や形状から
風にそよいだ時の葉の動きや葉擦れの心地よい音を思い出して、
空気の軽やかさや涼やかさを連想の内に感じ取っているのでしょうね~。

 

ちなみに、ルコウソウはヒルガオ科サツマイモ属の植物で、縷紅草と書くそう。
花は小さいアサガオの首を長くしたようなイメージで、鮮やかな赤と白の花をつけます。

The red star

Wikimedia Commonsより引用。 「Cyprus vine flower」 CC 表示 2.0 (http://www.flickr.com/photos/opyadav/ – http://www.flickr.com/photos/opyadav/195145611/)

 

 

紫陽花の季節

 

今年の6月は、とても雨が多かったですね~。
29年ぶりの雨量を記録したそうです。

 

6月と言えば紫陽花の季節。
玉のような形で咲く紫陽花の方が一般的にはなじみが深いでしょうか?

 

今日のneMu の花はガクアジサイ。
日本の紫陽花の原種は、ガクアジサイなのだそうです。

 

赤と青のガクアジサイに、
背丈の一番高い植物はパセリの花、
右の後ろの方にあるのはテイカカズラです。

 

 

 

エンレイソウ

5月の初旬に札幌に行った際に、
北大の中で出会ったエンレイソウ。
妙に惹かれるものがあり…。

 

こうして写真で見ると、どことなくドクダミにも似ている様な。

 

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でも、実はユリ科のエンレイソウ。
花は随分大きさがあって、華やかなんです。
拳一つ分くらいの大きさがあるかなぁ。

 

命を伸ばす延齢草の根茎は薬としても使われるけれど、
サポニンなんかの毒を持つのだそう。
薬と毒とは、表裏一体なんですよねぇ(;・∀・)

 

学名ではトリリウム・グランディフローラム。
英名ではスノー・トリリウム。

 

おぉ!
そう言えば、ついこの間
トリリウムのフラワーエッセンスを買ったのでした…。

エンレイソウだって知らなかったなぁ。
思えば札幌で会った時から、
エンレイソウの力を必要としてたから気になったのかも。

 

 

 

筋膜バランス整体 neMu no ki 公式 Facebookページ

https://www.facebook.com/neMunoki.kunitachi

 

聖母マリアのマント

札幌には、沢山の種類の植物がいました。

これはその中の一つ、レディースマントル。

歩道沿いの植え込みの中で、沢山の葉っぱが集まって楽しそう(^^♪

柔らかい緑色が美しいのと、

葉っぱの形の可愛らしいこと^^

丁寧な折り紙細工のような

姿だなぁなんて思ったりして。

バラ科のアルケミラ属。

アルケミラとは、錬金術=アルケミーから来た名なのだそうで。

西洋では、レディースマント、

レディーとは聖母マリア様の事の様です。

和名は、羽衣草。

アマドコロ・チゴユリ・十二単

 

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右端の、細長く白いサクランボの様な形状は、アマドコロ。

白いのは実ではなく、花なんですよ^^

 

鮮やかな紫は、十二単(じゅうにひとえ)。

中心が緑がかった星の様な形の花は、稚児ユリ。

 

稚児ユリは地面近くに、

他の植物の陰に隠れるようにひっそりと咲きます。

恥ずかしがり屋さんなのですね~^^