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自然の中で、童心に返る時間。/4~5月の営業予定

 

 

 

今年の桜は、

入学式にちょうど合わせた様に

ゆっくり咲き始めました。

 

すぐに散るかな?と思いきや、

強烈な雨風に幾度も見舞われつつ

のんびり咲き続けていた気がします。

 

4月7日の時点で

こんな感じ。

 

 

 

いつになく

長い桜の時期が終わると、

今度はあっと思う暇もなく初夏!

 

春と夏って、

こんなに近接していたかなぁ?

 

 

 

窓を開けていると、

強い日差しの中で

柔らかな新緑が輝き、

 

心地よく熱を含んだ風が、

葉の間をサワサワと

通り過ぎていきます。

 

明るく朗らかで豊かな季節。

外の空気を吸うたびに、

自然の中に飛び出したくて

ウズウズして来ます。

 

 

 

気持ち良く晴れた

先々週の日曜日のこと。

 

この時期は、

夕暮れ時もまた格別

美しいんですよね。

 

母と美しい時間帯の景色を

一緒に楽しみたいなと、

散策に出かけることにしました。

 

 

 

人を結びつける自然の力

 

私の自宅の近所には

自然公園があります。

 

公園とは言っても、

丘陵の一部をそのまま

公園にしているので、

散策路はいっぱしの山道です。

 

ちょっとした沢のある個所や、

木の根に頼りながら

急勾配をのぼるところなど、

規模は小さいながらも

山歩きの楽しさを十分味わえます。

 

私にとっては、

ここでの山歩きは

自然との繋がりを体感し、

新鮮な活力を充電するための

大切な時間になっています。

 

 

意識や心を開放する時間でもあるためか、

時には面白い出会いも起こります。

 

先日は、

お花にとても詳しい方に

途中で出会い、

しばらくご一緒しました。

 

色んな花の写真を撮っては

一覧表にして配っているそうで、

自作の資料を見せてくれました。

 

聞けば、

保育園の先生をしていて、

自然に興味を持ってもらえるように

子供達に配るのだと、

楽しそうに話してくれました。

 

人生の楽しみ方を

教えてくれる存在が身近にいるのは、

子供にとって貴重なことだと思います。

 

今すぐには芽が出なくても、

心に何かは必ず

残ると思いますから。

 

 

 

その日の帰りがけ、

公園のふもとにある

竹藪を抜けると、

お寺の境内に満開の枝垂れ桜。

 

「わ~…」

 

母にもぜひ

見せてあげたいなぁ。

そう思いながら帰途につきました。

 

 

 

痛みによって強まった、身体への信頼

 

母は73歳。

昨年、ぎっくり腰になりました。

 

その通院の中で、

知らぬ間に胸椎も

圧迫骨折していたことが

判明しました。

 

当初は痛みも強く、

背中や腰を伸ばすのは

かなり大変だったようです。

 

しばらくして受けた

健康診断の際には、

身長も縮んでしまったと

ガックリ。

 

でも、定期的に施術を

受けに来ることもあって、

1年以上経過した今では

背中が次第に伸びて来ています。

 

年齢には関係なく

身体はちゃんと変わるんだと、

母も自分の身体に

信頼を感じるようになったみたいです。

 

以前に比べると、

身体と相談しながら

無理せずに楽しく過ごしている、

そんな感じに見えます。

 

その様子を見るたびに、

ギックリも圧迫骨折も

決して無駄ではなかったのだな

と思います。

 

 

 

とは言え、長い距離を

楽しく歩けるようになるまでは、

まだ少し時間が必要そうです。

 

公園までは徒歩30分。

距離があるため、

車で向かいました。

 

 

 

駐車場に車を停めると、

お寺の境内に立ち並ぶお墓に

「お邪魔します」と断りしつつ、

枝垂れ桜のもとへ。

 

すでに散り始めてはいるものの、

濃いピンクの色味が美しく、

枝ぶりにも華やぎがあります。

 

 

しばらくすると、

母は下草を観察し始めました。

 

植物好きな人間にとっては

下草だって同じように魅力的で、

桜とも優劣はなさそうです。

 

沢山のスギナが生え、

風でフサフサと

柔らかく涼しげな葉が

豊かに揺れています。

 

その合間から、

沢山のツクシも

顔を出していました。

 

「あ~、つくし!」

 

 

 

近年はツクシを見かけることが

少なくなりました。

 

どこかで見つけたら教えてねと、

春の始めに母が言っていました。

 

それが、

こんな所に生えてた!

しかも沢山!

何だか嬉しいね~。

 

 

そんなことを話しながら

お寺の階段を下ってくると、

 

「ツクシだったら、

うちの竹藪にいっぱいあるけど、

採っていく?」

 

通りかかったおばちゃんが

ふいに声を掛けてくれました。

 

あまりに思いがけない事に

母と顔を見合わせていると、

 

「すごく沢山生えてるんだよ。

どうせ刈らなきゃいけないからさ。」

 

「ツクシを摘むのはともかく、

どんなに沢山生えてるか、

見てみたい!」

 

 

 

おばちゃんが向かった先は、

公園のふもとにある竹藪でした。

 

竹藪はかなり奥行きがあるのですが、

一番手前のお寺寄りのスペースは

下草の茂る野原になっています。

 

その一面を覆いつくす勢いで、

ツクシとヨモギが生えていました。

(写真を撮り忘れましたが~。)

 

ツクシの穂が

半分開いているものを摘んで

頭をちょんと突くと、

ふわ~っと霧のようになって

胞子が飛び出しました。

 

「ほら見て!ふふふ」

 

こんな些細なことで、

思わず童心に返ります。

 

豊かな実りのある土地があるって

良いなぁ~と思っていると、

 

「ここは、どうせ

刈ってもらわなきゃいけないんだ。

お金を払って

手入れしてもらわなきゃいけないから、

こういうのがあるってのも大変なものでね。」

 

なるほど。

じゃあ、遠慮なく

摘ませてもらっちゃいます!

おばちゃん、ヨモギも欲しいなぁ。

摘ませてください!

 

 

 

ツクシとヨモギだと、

今晩は天ぷらかな~。

 

十分に摘ませてもらって、

おばちゃんにお礼を言って

別れました。

 

おばちゃん家の夜の食卓には、

きっと「甘草」が出たはずです。

 

その日の昼間、

お寺の横の土手で

甘草を摘んでいた人達がいて、

食べ方を教わったのだそうです。

 

おばちゃんはきっと、

公園に遊びにくる人達と話すのを

楽しみにしているのでしょうね。

 

 

 

時の止まった路地

 

お寺から少し歩くと、

公園のふもとに沿って

不揃いな石畳が続く

小道への入り口があります。

 

左側の土手には、

夕日に映える赤紫のヤブケマン。

右側には古い農家。

 

 

懐かしい空気の漂う

この路地に来ると、

タイムスリップした気分になります。

 

入り口が狭く分かり難いこともあり、

元気で活動的だった頃に

この近辺は何度も歩いている母でさえ

この道は初めて来たとのこと。

 

初めてなのに

懐かしい空気の場所。

 

何だかお母さん、嬉しそう。

 

美しい紅梅のある家や、

花が咲いているアケビを見ながら、

夕日に向かってゆっくり歩きます。

 

 

この路地の終端には、

レンゲの花が咲く

田んぼがあります。

その向こうは、神社。

 

お寺から始まって

神社に続く道のり。

 

この日の最終目的は、

母にこのレンゲを見てもらうことでした。

 

 

 

田んぼ~童心を蘇らせる心象風景

 

私が小さかった頃、

自宅から少し離れた所には

田んぼの残る地域がありました。

 

稲を刈った後の田んぼでは、

地力を回復する為に

レンゲ草の種を撒いたのだそうです。

 

植物の中でも、

マメ科は栄養価があります。

 

馬の仕事をしていた時も、

馬達を放牧しておくと大抵は

マメ科かイネ科の植物を

好んで食んでいたのを思い出します。

 

休耕田にレンゲ。

きっとこの風景を見たら、

母も懐かしくて

喜ぶだろうなぁと

思っていました。

 

 

 

案の定。

 

レンゲを片手に、

顔がニヤけてますよ。

お母さん!

 

 

…ね!

子供みたいな良い表情!

 

 

 

今度は、

隣の田んぼにあぜ道を発見。

 

足元は大丈夫?

滑って落ちたら水の中だよ?

 

なんていう私の心配をよそに、

スタスタと慣れた足取りで

あぜ道を歩いて行く母。

 

 

 

あれれ、

コンクリの上よりも速いみたい。

 

キョロキョロと植物を見ながら、

あっという間に行っちゃった。

楽しそうだなぁ。

 

農家育ちですもの、

こういう道の方が

実は慣れているんだよね。

 

 

 

ほら!ここ、

こんなにクレソンあるよ!

 

 

 

うふふ、良かった。

去年は痛みとの闘いで、

花見も出来なかったんだものね。

 

一年間、

思ったように動けずに

元気のない様子をしていたけれど、

 

復活したら

以前よりももっと柔軟で、

自由に日々を楽しむことを

し始めた様な気がします。

 

健康でいる自分を、

心から楽しんでいるのだろうと

思います。

 

 

 

今日、誕生日を迎えた母に、

感謝の気持ちを添えて

この記事を贈ります。

 

 

 

4~5月の営業のお知らせ

 

最後になりましたが、

まもなくやってくる

ゴールデンウィークと

5月の営業のお知らせです。

 

それにしても、

ついこの間お正月だった

みたいな気がしているのですが、

もうゴールデンウイーク!

季節は本当に足早ですね~!

 

 

 

4月中の臨時休業はありませんが、

5月は5日(金)・6日(土)が

臨時でお休みとなります。

 

定休日は毎週水・日曜日です。

 

それ以外は、祝祭日に関わりなく

営業を予定しています。

 

 

 

以前施術を受けて下さった方が、

施術の終了後、

「新車になったみたい!」

と仰っていたことがありました。

 

身体がピカピカの

新品になったような感じがした、

と言うことだったようです。

 

普段は自分のケアに

ちゃんと時間を割く余裕がない!

という方にこそ、

 

連休などの機会を使って、

オーバーホールをするつもりで

全身の調整を受けて頂けたら良いな

と思います。

 

皆さんからのご連絡を、

心よりお待ちしています!

 

 

お節介な鳥と、いたずらな馬~12月と年末年始の営業予定

 

12月もすでに下旬!

 

年末年始の営業のお知らせを

早くしないと~!と思いつつ、

 

一緒にアップしようとしていた

記事がなかなか完成せずに、

今に至ってしまいました~( ;∀;)

 

今年はどうやら

人間に関する臨床例は

上手くまとめられない頭に

なっているみたいです。

 

最後こそはと

思っていたんだけどなぁ。

 

年の瀬も迫って来たので

抵抗するのはやめにして、

ここから年始にかけての

営業のお知らせと、

 

クスッとしたくなる

生き物の可愛らしいお話で

皆さんに和んでいただいて、

今年の締めにしたいと思います(^^♪

 

 

 

年末年始の営業の予定

 

年末までもう少しですが、

ここから先の12月の営業予定を

念のためにお知らせしますね。

 

23日(金・祝)、26日(月)

はお休みとなります。

 

代替として、

25日(日)、28日(水)

は営業致します。

 

年末は12月29日(木)まで、

年始は1月6日(金)からの

営業となります。

 

 

 

ご希望日の当日に

ご予約のご連絡を

頂くことがあるのですが、

 

長丁場の施術で

事前の準備なども必要ですので、

当日のご予約は

お受け出来ない場合が多いことを

ご理解頂けますと幸いです。

 

ご予約の際にはできるだけ

お早めにご連絡を下さいます様に、

ご協力のほどお願い申し上げます(^人^)

 

 

 

世話焼きのジョウビタキ

 

縁側に座り込んで

暖かな日差しの中で

歯磨きをしていた時のこと。

 

3メートルほど先の木の枝に

きれいなオレンジ色の胸をした

ジョウビタキが一羽、止まりました。

 

こちらの目と向こうの目が

正面からバッチリ合いました。

 

お、目が合った。

しかも、両目とも合ってるぞ。

こりゃ~逃げるだろうな。

 

ところが、

歯磨きをしている人間は

攻撃して来ないだろうと

見切ったのかどうかは

分からないけれど、

意外にもジョウビタキは逃げません。

 

むしろ、より近くの木に

飛び移ってきました。

 

 

 

冬のこの時期になると、

庭では椿が咲き始め、

 

南天や百両、

ピラカンサスなどの

様々な赤い実が生り、

 

初春の開花に向けて

ロウバイが蕾をつけ始めます。

 

赤い実もロウバイの蕾も、

鳥たちにとっては

恰好のエサとなります。

 

ジョウビタキは

ピラカンサスの実を

狙っていたようです。

 

ピラカンサスの向こうにある

椿の幹の前を通り、

私の視線から隠れるように

ピラカンサスの葉の茂みの

向こう側に止まりました。

 

人間と目が合っても

動じなかったのに、

椿の幹の前を通る時には

なぜかワタワタ慌て気味。

 

人目を感じたままなので

さすがに焦ったのか、

それともただ単に

不器用だったのか( ^ω^ )

 

何となく人間ぽくって

面白いやつだな~と気になって、

しばらく観察することに。

 

 

 

ジョウビタキの仲裁

 

庭には、他に

2羽のムクドリも来ていました。

 

ほどなくして、2羽は

ギャーギャーと争い始めました。

 

俺のいる枝に来るな、

お前こそあっちに行け、

…的なケンカのようです。

 

なかなか止む気配がないので、

途中で柏手を勢いよく

「パン!」と打ってみましたが、

 

足元で昼寝をしていた柴犬が

半ばビックリ顔で

「お仕事ですか!?」

と起き上がっただけで、

争いに夢中の当事者たちは

気づく様子もなし。

 

「困ったもんだね~。」

と犬と顔を見合わせていると、

 

先ほどのジョウビタキが

地面すれすれに飛んで、

2羽のいる木の下の方へと

移動して行くのが見えました。

 

2羽の方へ視線を上げると、

「チョ、チョ、チョ、チョ。」

と小さく鳴き始めました。

 

(「地鳴き」の中の、

低い音だけを出していたようです。

BIRDER.jp のサイトで鳴き声が紹介されています。↓

http://www.birder.jp/featureprograms/2015-01/2015-01-2.htm

 

何やってんの~、

ちょっと止めなよ~、

…的な感じ。

 

ムクドリと言えば

ジョウビタキの倍はあろうかと言う

身体の大きさ。

 

もし2羽のケンカに

巻き添えでも食ったら…

なんてことは、

ジョウビタキは考えていないようです。

 

勇敢と言うか

正義感が強いと言うか

向こう見ずのお節介と言うか(^▽^;)

 

関係のないことなのに、

わざわざ近づいて行ってまで

首を突っ込むとは。

 

でも、

小さく低い声で鳴いて

穏やかに話しかけるなんて、

気遣いも感じられます。

 

しばらくの間、

彼は小さく鳴き続けながら

2羽の仲裁を試みていましたよ。

 

平和や調和を

愛する鳥なんじゃないかなぁ、

きっと。

 

…さてさて。

いい加減に歯磨き粉も

流しに行かなくちゃ!(^▽^;)

 

 

 

ニワトリと馬の心理ゲーム

 

ジョウビタキの

思いやり溢れる場面を見ていて、

ふと昔見た光景を思い出しました。

 

まだ馬専門の牧場に

勤めていた頃のこと。

 

当時牧場にいた馬たちは

いずれ劣らぬ個性派ぞろいで、

 

丸太の様な胴体を

左右に揺らしてのっしのっし歩く

食いしん坊のおばちゃん馬とか、

 

狭いところが怖いのに、

超がつくほど真面目過ぎて

拒否することも出来ず、

鼻をフーフー言わせながら

一生懸命に狭いところを

通る馬とか、

 

とにかく色んな

面白くて可愛らしさのある

「濃ゆい」馬たちがいました。

 

 

 

源太は、馬のくせに

サラリーマンっぽい、

と言われていました。

 

どういう事かと言うと、

 

翌日も仕事があるから

目いっぱいやらない、

と言うことを

モットーにしている感じです。

 

重種の血が混ざる彼の馬格は

大きくてしっかりしていて、

与えられたお仕事は

真面目にやっているんだけれど、

 

いつもどこか余力を残していて、

お~い、一生懸命やってる!?

とついツッコミたくなる…(;・∀・)

そんなところのある馬でした。

 

 

 

ある日、

源太の小屋の窓枠に

ニワトリが止まっているのが

目に入りました。

 

何となく気になって

見ていると、

 

小屋の中にいる源太が

ニワトリの正面に立って、

 

ニワトリを鼻で

ツンと突つきました。

 

ニワトリは正面から押されて

バランスを崩し、

オトトトト…と

羽をバタつかせます。

 

のけぞった姿勢から

何とか立ち直ると、

まっすぐ止まり直しました。

 

それをじ~っと見ながら

待っていた源太は、

起き上がったニワトリを

再びツン。

 

オトトトト…。

 

 

 

羽をバタバタしながら

再び体勢を立て直し、

起き上がるニワトリ。

 

…源太はと言えば、

またもやツン。

 

オトトトト…。

 

ツン。

 

オトトトト…。

 

以下、繰り返し。

 

 

 

思いがけない場面を

目撃した私は、目がテン。

 

作業の途中だったので、

このやり取りの結末は

残念ながら見届けることが

出来なかったのですが、

 

目撃していた間だけでも

かなりの回数、

この起き上がりコボシ運動は

繰り返されていました。

 

 

 

小屋の窓枠の下には

飼桶が下がっていましたから、

 

ニワトリは

源太のご飯の残りを

漁りに来たのだろうと思います。

最初は。

 

それが

どういう風の吹き回しか…。

 

 

 

押されて嫌なら

ニワトリは逃げれば良いですし、

 

食事を狙われて嫌なら、

ニワトリが体勢を戻す前に

源太は何度だって

ツンと突っつく余裕がありました。

 

それに、突き方そのものを

もっと強くすれば、

ニワトリは簡単に

地面に落ちたでしょう。

 

あれは、源太に

知性と優しさがなければ

出来ないことだったと思います。

 

そして、お互いに

結構楽しんでいたんだと

思うんです。

今考えても。

 

 

 

ニワトリが

落ちるか落ちないか、

そのギリギリの力で押す。

 

押されたニワトリも、

懸命に戻ってくる。

 

ここで起きていたことは

傍から見れば

源太のいたずらなんだけど、

 

彼らの間には、

思いやりとか楽しさの共有

みたいなものがあったからこそ、

飽きもせずに何度も何度も

繰り返していたんじゃないかな

と思うんです。

 

ニワトリは後ろ姿だったから

表情は見えなかったけれど、

彼が起き上がって来るのを

見守る源太の目には、

 

「あ、戻って来た」

…的な感じで、

普段のサラリーマン源太にはない

楽しそうな色が

浮かんでいましたもの。

 

 

 

むすびに代えて

 

今年は年明けから

動物と関わることが

多い一年でした。

 

子供たちと交流する

お仕事をしているポニー達の

メンテナンスをさせて頂く

機会に恵まれたり、

 

足が変形して

跛行していた老齢馬に

定期的な施術をしたり、

 

チビ助の頃から知っていた

知人の猫が旅立ちの時を迎え、

その最期の3日間、

ヒーリングをさせて頂く

機会を頂いたり。

 

 

 

施術を受けている彼らが

時には寝落ちして、

行儀よく揃えて伸ばした前足に

きっちり乗せていたはずの小さな頭が

不覚にもカクッと横に滑り落ちたり、

 

鼻面を下げた状態で

ウットリと寝入ってしまって、

気づいたら長い鼻先が

すっかり地面にくっついていたりと、

 

心から施術を楽しんで

リラックスしてくれている

彼らの姿を目にして、

 

施術をすることの喜びと意味を

私も改めて感じた一年でした。

 

あ。

言葉を超えたところで

動物と交流していたせいで、

人間の臨床について

思考がまとまらなくなってたのかも~(^▽^;)

 

と言うのは半分本気ですが、

臨床で私自身が体験し、

目撃する「奇跡」を、

来年はもっともっと

表現していけたら良いなと思います。

 

 

 

それでは。

みなさんもどうぞ、

良き新年をお迎えくださいね。

 

今年も最後まで

お付き合い下さいまして、

ありがとうございました(#^.^#)

 

 

 

ホトトギス(山野草) ~ 11月の営業予定

 

10月は営業予定のお知らせを

すっかりしそびれました!

 

ついひと月前の10月の始めまでは

夏のように暑い日もあったのに、

今は想像もできないくらい

朝晩冷え込むようになりましたね~。

 

 

秋を象徴するホトトギスも、

そろそろ咲き終わりの時期。

 

思い切って、

花を沢山頂いてきました!

(ホトトギスの皆さん、ありがとう~。)

 

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白く細い花びらの菊のような花は、ヨメナ。

そう母は言うのだけれど、

ネットの画像で調べてみると違うような…。

あなたはだあれ?

 

濃い紫の実はヤブミョウガ。

緑色の小さな花がらが

いくつも集まっているように見えるものは、

フェンネル。

 

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先ほどのホトトギスは縦長のシルエットで

はっきりとした斑が入っていたけれど、

こちらは少し丸みを帯びて

グラデーションが美しい。

 

上のは日本固有種に由来するもので、

下のは台湾系のホトトギスだそう。

 

同じホトトギスでも

かなり醸し出す空気は違っていて、

台湾の方は優しく可愛らしい感じ。

 

日本のものの方は何と言うか、

妖艶さがあると言いますか…。

 

でも日本で妖艶って、

何かイメージじゃないなぁ(^▽^;)

 

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野紺菊の優しい紫は、

青竜という名前を持つ

青味の強いホトトギスと

同じ色調。

 

ね?

抜群のコンビネーションでしょ?

昔から相棒でした、っていう感じで

お互いによく馴染むんです。

 

 

 

11月のお知らせ

 

ではでは、

11月の営業のお知らせに入りますね。

 

臨時でお休みさせて頂くのは

3日(木・祝)、5日(土)、7日(月)

となります。

 

施術者として

自分自身がさらに成長するために、

エネルギー世界の勉強に行って来ます。

 

それ以外の日は

通常通り営業いたします。

 

 

前日までにご予約のない場合には、

急遽休みとなる場合もございます。

 

ご予約の際には、

なるべくお早めにご連絡下さいますように

お願い申し上げます!

 

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グリーンフィンガーの庭 ~4月と5月の営業予定

 

 

4月も早々と3分の1が過ぎて、

桜の時期もすっかり終わりを迎えましたね~。

 

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桜散る、くにたち大学通り

 

今月は記事の投稿が遅くなりましたが、

みなさま、お元気ですか~?(^o^)

 

前回、前々回と

馬に関する記事を書いて来まして、

今回も残すところあと1頭、

ポニーの施術についての記事を

ご紹介する予定でいました。

 

無理をせずに、

文章が浮かんだら書く、

書きたいという意欲が湧いた時に書く。

 

訳あって、そんなことを

意図的にしていたんですが、

そうしたら、1ヵ月では

書き終わりませんでした(^▽^;)

 

なので、今回はちょっと横道。

これまた1年ぶりになるのですが、

植物についての記事と

今月と来月の営業予定について

ひとまずアップ致します!

 

 

4月と5月の予定

 

早くも、4月の末からは

ゴールデンウイークが

始まるんですね!

 

neMu no ki は、

世間の祝祭日に関わりなく

定休日の水・日以外は

営業する予定です。

 

とは言え、

きれいに青空が広がる予報で

しかも予約が入っていない!

なんて日があったりすると、

 

お店を飛び出して

自然の中に充電しに行く可能性も

十分に考えられます(#^.^#)

 

ご予約の際には

店主の身柄をつかまえられる内に(^▽^;)

なるべくお早めに

ご連絡くださいませ~!

 

 

4月は、11日以降は

臨時休業の予定はありません。

5月は、21日(土)が

臨時休業になります。

 

 

 

グリーンフィンガーの庭

 

【丹葉桜/ニワザクラ】中国より江戸時代に渡来したと考えられているバラ科の植物。(参照:http://www5e.biglobe.ne.jp/~lycoris/niwano-hana-april.html)

【丹葉桜/ニワザクラ】中国より江戸時代に渡来したと考えられているバラ科の植物。(参照:http://www5e.biglobe.ne.jp/~lycoris/niwano-hana-april.html)

 

店主の母親は

植物とお話が出来る人でして、

 

(本人が、大真面目に

そう言うておりまして。

 

わたくしめも、

そりゃそうだろうねと

これまた大真面目に

思っておる次第です(*^^) )

 

消え入らんばかりに

元気をなくしている植物でも、

 

その個体に合う適所を

探し出して植え付けると、

 

3年も5年も気長に待ちながら

見事に花をつけるまでに

回復・成長をさせてしまいます。

 

植物と仲の良い

そうした人のことを、

グリーンフィンガーと呼ぶのだと

教えてくれたクライアントさんが

いましたっけ。

 

今や、母親が管理する

店主の自宅の庭には、

200種類以上の植物が

それぞれに環境に適応しつつ

のどかに生息しています。

 

【デショウジョウ/出猩々】

【デショウジョウ/出猩々】 新芽~若葉が美しい赤色のもみじ。名称は、能の演目「猩々」に由来。めでたい演目で、赤髪に赤衣の猩々が酒を飲み、舞いを舞う。猩々は中国を起源とする精霊のような獣のようなものらしく、七福神に加えられていた時代もあったという。 (参照:①http://komorebit.exblog.jp/9635293/ ②http://www.kyosei-tairyu.jp/shichifukujinn/donnna/14.html)

 

 

neMu no ki に毎日活けている

小さな花々は、

そうして育ってきた

植物たちです。

 

わが母親から

丁寧に見守られ、

 

おのおのの物語が

母の中でいきいきと

生き続けているからなのでしょう、

 

彼らは一つ一つ、

はっきりとした存在感を

持っているように感じます。

 

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【白梅の実】 年始に花をつけていた白梅が、春と共に実をつけ始めました。 この樹は、店主よりもこの家に居る年数がほんのわずかに長く、今年で齢42。おばあちゃんが駅前で1800円で買って来たのよ~、と母。よく覚えてるなぁ(^▽^;)

 

 

neMu no ki の空気を作り出す花たち

 

花を摘む時には、

彼らの生命力の結晶を

頂いている気持ちになるので、

出来る限りの注意と敬意を払います。

 

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【白雪芥子/シラユキゲシ】薄暗い木の陰にひっそりと佇んでいるのに、思わず目を惹かれる可憐な姿。でも、日影が大好き。ケシ科の植物で、別名スノーポピー。水分の多い細い茎を折ると、明るいオレンジ色の液が出て来る。中国では血水草と呼ばれ、全草を乾燥させたものは生薬として黄水草と呼ばれる。(参照:https://minhana.net/wiki/シラユキゲシ(スノーポピー) )

 

まずは植物全体の

バランスを観てみて、

 

摘むことでかえって、

 

全体の形のバランスや

その形の中を流れる

エネルギーの循環が、

より良くなりそうな所に

咲いている花であることや、

 

また、その花の枝ぶりや

咲いている姿そのものに

風情があることなどを基準にして、

花や枝を選びます。

 

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【白花万作/シロバナマンサク】 洋名をフォッサギラ・マヨールと言い、アメリカ南東部(アラバマ州の辺り)に生息する落葉小低木。花弁に見える白いブラシ状の部分は雄蕊が密に生えたもので、花弁は持たない。(参照:http://hanazukan.hanashirabe.com/xs.php?fid=c0690)

 

選びながら、

「摘ませてもらっても良いですか?」

と、花に問いかけます。

 

その時に、何となく

視線の合わない感じのする花は、

摘むのを止めます。

 

【ツルニチニチソウ】俗にツルキキョウと呼ばれるが、同名の別の植物がキキョウ科にあり、2センチの小さな花を付ける。写真の花は6~7センチあり、本来の名はツルニチニチソウ。同じ種族のほとんどが毒を持つというキョウチクトウの仲間で、こちらのお方にも、アルカロイド系の毒があるそうな…。(参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/ツルニチニチソウ)

 

正面を向いて、こちらに

まっすぐに視線を返してくれたり、

時にはニコニコと笑ってくれる花に、

「ありがとうねぇ。」とお礼を言って

摘ませてもらいます。

 

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釣り鐘型をした薄い緑の花は、バイモ属(貝母)のアミガサユリ。貝母とは、玉ねぎのように層状の根(鱗茎)を地下に二片持ち、それらが互いに貝のように接していることに由来する名。黄色い花は、ウンナンオウバイ(雲南黄梅)。モクセイ科ソケイ属と言って、ジャスミンと同じ種族。紫の玉っころが寄り集まっている花は、ムスカリ。元々の原種にはムスクのような香りがあったことから、この名があるそう。(参照:ウィキペディア内の各植物名)

 

そうやってneMu no ki に

来ることを承諾してくれた花たちが、

 

今度はここで、

クライアントさん達を快く

お出迎えしてくれています。

 

緊張の解放を妨げる、意識のはたらき 〜 11月から年末年始の営業予定

 

11月も2週目に入り、
2015年も残すところ1か月半ちょっと…。

 

ひゃお~、
一年が驚くほどあっという間に
過ぎて行きますね~!(;・∀・)

 

11月と、少し早めに12月の営業予定を
お知らせしようと思うのですが、
その前に。

 

先日クライアントさんとお話ししていて、

 

リラックスした、緊張がゆるんだ、と
なかなか感じられない人がいるのは何故か?
という話題になりました。

 

話しながら、
これはとても大切なテーマだと思ったので、
皆さんにもご紹介させて下さいね。

 

 

「ゆるんだ」と感じられないのは、なぜか?

 

施術後の、お茶の時間でのこと。
クライアントのYさんから、
こんな質問を頂きました。

 

「施術で緊張の抜けない方っているんですか?」

 

緊張が抜けるという言葉は、
広い意味では緊張が改善することを指します。

 

より厳密には、この表現の語感には、
「抜けた」と感じられるような
はっきりした体感があることが言い含められています。

 

その体感は、 クライアントさんが
ご自身の内的な世界で感じる主観的なものです。

 

つまり、彼女の質問を
詳しく言い換えると、

 

施術で身体が変化していても、
クライアントの主観的な体験として
リラックスしたと感じられない場合もあり得るか?
ということになります。

 

「緊張が抜けた、と言うか…。
そうですね、人によっては
『ゆるんだ』という感覚を感じない場合はあります。」

 

これには
施術者の力量も無関係ではありませんが(;^ω^)、
何よりもクライアントさんの意識の在り方が、
とても大きく影響します。

 

施術を受けに来る方の多くは、
痛みや緊張状態から解放されることを目的として
来院されます。

 

なので、施術に来るほとんど全ての方が、
リラックスしたい、ゆるみたいと言う意思を
まず間違いなく持っているはずです。

 

…のはずなのに、
クライアントさんのどんな意識によって、
「ゆるむ」「リラックスする」事を
体感しにくくなるのでしょうか?

 

 

「ゆるむ」感覚を拡大化する、脳の働き

 

ここからは、
私が経験的に理解していることを元に
ご説明してみたいと思います。

 

まず一つ目は、
「ゆるむ」という感覚を
すでに知っているかどうかが問題になります。

 

ゆるむ感覚を今までに味わったことがあれば、
わずかでも体内で緊張がゆるみ始めると、
意識がそれをすぐに「変化」として察知します。

 

「ゆるむ感覚」はまだ生じ始めたばかりでも、
そこに一たび意識が集中すると、
それは瞬く間に身体全体に伝わり、
全身が「リラックスしている」という実感を
得やすくなります。

 

例えば、足先が冷えている時に
冷たい足先に意識を向けてみたらどうでしょうか。
身体全体で、その冷えを感じる様になりませんか?

 

足が冷えるというのは
あまり嬉しくない例ですが、
ゆるむという体感に関しても
身体全体で感じるようになるのは同じです。

 

脳は、意識が捉えた対象を拡大化して、
全体へ伝播します。

 

捉えた対象が感覚的な情報だったなら、
それをより強く鮮明な感覚として
身体に実感させることを可能にします。

 

その為、反対に、
ゆるんだ〜!と感じた体験を
持っていない場合は、

 

脳の中で情報が繋がって
「なるほど~、この感覚がゆるむってことか!」と
実感を伴う理解が生じるまでに、
まず時間が必要となって来ます。

 

 

「緊張」を手放せない場合

 

二つ目は、意識のどこかで
緊張を手放したくない、
緊張を維持していないといけない、という
気持ちや考えがある場合です。

 

例えば、
失いたくない記憶や思い出などがあって、
今のままの自分でいなければ
それを守り続けられないと思っていたり、

 

(客観的な視野から見ると、
これは時間の止まった過去に半身を置いているので、
膠着し、緊張を抱えている状態です。)

 

担わなくてはならない役目があって、
緊張が途切れてしまったら
その役目を果たせなくなってしまう
と考えていたり。

 

これらは、いずれも自分では気づいておらず
無意識の中で、そのように
思い込んでいたりする場合もあります。

 

意識(無意識も含めて)が
緊張を残しておきたいと望んでいるなら、
身体が緩んでいくプロセスにも
なかば自動的に制限がかかります。

 

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緊張は、手放さなくてはいけないか?

 

こんな風なお話をしたところ、
質問をしてくれたYさんは、

 

自分は緊張を解いてはいけない、
緊張を解いてしまったら
自分がどうなるか分からないと思っている、
と話してくれました。

 

Yさんはとても責任感が強く、
誠実に役目を務められる方です。
ですが、小さい頃から
身体は強い方ではありませんでした。

 

その為、もしかすると、
無理は承知でも自分を多少追い込まないと、
頑張り続けることが出来ないのではないかと
感じている部分があるのかも知れません。

 

 

緊張を保持しようとするのが、
悪い訳ではありません。

 

また、
リラックスが上手な人が優れていて、
リラックスできない人は
劣っている訳でもありません。

 

これは、それぞれの人の中で
展開されて行く変化のプロセスが、
たまたま今の時点で
どんな現れ方をしているかということであって、

 

他者と比べて
優劣をつける様な性質のものではありません。

 

 

仕事や、日々の生活の中で、 どうしても
緊張を持続させていないといけない場面は
沢山あると思います。

 

そうした背景を無視して
無理にリラックスしろと言われるのでは、
リラックスすること自体が
重荷になってしまいます。

 

今は緊張が必要だと感じるのであれば、
それを手放す必要はないと思うのです。

 

ですが、自分は今は緊張を必要としているんだな、
という自覚を持てているかどうかは重要です。

 

この自覚が、
自分が本来のペースよりも少し無理をしている事や、
思っている以上に頑張っている事に気付かせてくれます。

 

自分は緊張を手放したくないんだな、
ということが自覚できたなら、
今度はその理由について自分に問いかけてみてください。

 

理由を認識することは、
自分が緊張から解放されるのを
いずれ、手助けしてくれるはずです。

 

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身体の変化は、意識の変化と同期して生じる。

 

ゆるむ事を知っている人や、
自分は変化しても良いのだと、
自分が変わる事を全面的に許容できている人は、

 

緊張が解けた感覚を感じるのが上手く、
変化も早い傾向があります。

 

今はまだすぐに手放せない
という緊張を持っている人は、
身体もそれに準じた、慎重な反応を示します。

 

緊張は、身体の歪んだバランスを支える
添え木のような役割を担っています。
(誰にでも、少なからず歪みはあります。)

 

大事な役割を持っている添え木なのですが、
まずこれが外れなければ、
身体の歪みはいつまで経っても
解消する事が出来ません。

 

緊張を手放すことは、
歪みを抱えた身体にとっては
支えを失う怖さを伴います。

 

そのため、身体は
現状のバランスに大きな変更が加わらないよう、
手放しても不安を感じずに済む程度の緊張を
身体自身が慎重に選び、

 

それを施術者が見つけられる様に
表に現します。

 

こうして、変化は身体のペースで
少しずつ段階を追って生じるため、
長いスパンでの取り組みを必要とする傾向になります。

 

ゆっくりしたそのプロセスは、
こんな風に進みます。

 

身体が変化すると、それと共に、
気持ちや意識の混乱や、それにこだわりも、
少しずつ解けて行ったりします。

 

意識が整理されると、
手放せる緊張の範囲が広がります。

 

その分少し、
身体の方の変化も加速したり
大きな範囲になったりします。
それがまた次の変化への準備になって…。

 

そんな風に、少しずつ、
でも着実に前進して行きます。

 

 

人によって必要となる変化の速度や、
変化の仕方は異なります。

 

くどいようですが、
変化が早く大きいから優れていて、
ゆっくりのんびりしているのは劣っている、
と言うようなことはありません。

 

その人にとって必要な経験が得られる様に、
私たちは、一人一人が
自分に合ったペースで歩んでいます。

 

私たちが自分の視点を
変えて見ることが出来れば、

 

大きくゆるむ体感をする人は、
もしかしたらその感覚自体が、
その人の感受性や創造性を育む上で
大切な要素を与えてくれているかも知れませんし、

 

また、ゆっくりゆっくり
一歩一歩変化を重ねて行く人は、
少しずつ変わって行く過程そのものが、
何かを乗り越えて行く力を蓄える
貴重な訓練となっていたりするのかも知れません。

 

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11月~年末年始までの営業予定

 

大変お待たせしました~!
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11月はもう半分近くまで来ちゃいましたが、
遅ればせながら営業予定をお知らせ致します~(;^ω^)

 

11月・12月

 

営業時間 : 11時~20時(施術の最終受付は17:30)

定休日 : 毎週水・日

臨時のお休み:11月23日(月・祝)、12月19日(土)

→どちらの日に関しましても、
ご希望がありましたら、
代替日として水・日での施術をお受け致します。
遠慮なくご相談ください(^^♪

 

年末年始

 

年末:29日(火)まで営業致します
年始:5日(火)より営業開始致します

通常は水・日が定休日ですが、
年始は5日(火)、6日(水)が営業日
7日(木)をお休みとさせて頂きます。
1月8日(金)以降は、通常通りとなります。

 

 

幽玄の笛の音~10月の営業のお知らせ

 

 

 

またまた前回の投稿から、
一カ月が経ちました~!(^▽^;)
9月も、今日で最終日になっちゃいましたね~!

 

実は、馬と仕事をしていた時の話を
今回のブログ記事として書いているんですが、
今日中にはとても書き終わりそうもなく…(^▽^;)

 

9月はまだ記事をアップしていない状態なので、
急遽、本編に先行して
来月の営業の予定をアップしたいと思います。

 

と、その前に少し別のお話を。

 

この間の9月最後の週末は、
谷保天満宮のお祭りでした。
大学通りには屋台がずらりと立ち並び、
外からは太鼓の音が聞こえていました。

 

夕方、外に用足しに出たら、
山車と言うのか祭屋台と言うのか、
駅前でちょうどお囃子と舞いを披露していましたよ!

 

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何とも言えず、懐かしい空気。
日本の文化ってやっぱり良いなぁ、なんて
一人でニヤニヤしちゃったりして。

 

なぜニヤニヤかって?
いえね、タイムリーだったんです。
大きな声ではとても言えないんですけど、
(ひそひそ)実は今、能管の練習を日々行っていまして…。

 

 

総合芸術としての能楽

 

能管と言うのは、 お能の舞囃子で用いる笛です。

 

もうねぇ、吹いてます、なんて
とても言えない位 わずかな経験なので、
本当はこんな話を書く予定じゃなかったんですけど(;^ω^)

 

30代の始め頃、少しだけ謡を学んでいた事がありました。
勤めていた山梨の牧場から実家に戻り、
整体などの勉強を始めていた頃だったと思います。

 

牧場では流鏑馬をやったり、
馬上で長刀を使って演舞したりした時もあったので、
日本の伝統的な文化には興味が向きやすい環境でした。

 

実家に戻って来て、そうしたものと
触れ合う機会がなくなったことを寂しく感じ、

 

武家の文化の中でも最も理解しにくく思えるけれど
その簡素化された動作に見える様式美に惹かれていたこともあって、
(興味を持つ所は、ものが何であれ
やはり身体の動きとその美しさなんです。)
仕舞を学びたいと思ったんですね。

 

ところが、能は総合芸術で、
その基本は「謡」だと言われました。
謡が出来ないと、舞う事もできないと。

 

と言う訳で、まずは謡曲からはじめて、
…で、やがて、どういう訳か仕舞ではなくて
太鼓や笛の練習も少しさせてもらうようになったんですね。

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笛を一曲吹けるようになって間もなく、
独立して仕事をし始めたのをきっかけに、
謡も能管も、お稽古はやめてしまいました。

 

それから8年ぶりになる今年の春の事。
当時お世話になっていた先生から
秋の市民文化祭で笛を吹かない~?
という電話を受けました。

 

いつも笛を吹いている先生が仕舞を舞いたいので、
笛を吹く人を探しているとの事でした。

 

長い年月の間、 ほぼ全く吹いていなかった笛を
急遽練習する事になりました。

 

全く吹けなかったら
丁重にお断りしようと考えていたのですが、
記憶の良い内に身体で覚えた事は、
ちゃんと覚えてるんですよね~。

 

吹きはじめたら、指が勝手に動きました。
秋までなら、何とかなるかも知れないと
お引き受けする事にしました。

 

 

プロは空気を作る

 

さて。 実は本番はもうすぐ。
それに先駆けて、先日、
みんなで揃って合せ稽古をしました。

 

能の囃子は四拍子(しびょうし)と言って、
太鼓(二本の撥で打つ)、小鼓、大鼓(おおかわ)、能管の
4種類の楽器を用います。

 

大鼓は、本職の能楽師の囃子方の先生で、
その日はその先生が稽古もつけて下さいました。

 

大鼓は、それこそ大振りの鼓なんですが、
練習の時には楽器は持たず、
文机を扇で叩きながら拍を打つんですね。
ところが、その文机を打つ音が非常~にデカくて
鋭いんです。

 

こちらは別に怒られてないんですけど、
何となく怒られた気分になっちゃうくらい、
迷いなく鋭い。

 

この音で、稽古に参加していたみんなの
気持ちと集中力が一気に高まって、
稽古場の空気が一変したのが印象的でした。

 

そうなんです。
真剣な稽古場の空気って
どこか神社に似ている感じがあって、

 

ピーンと張りつめた
一線が通っている感じと言おうか、
おふざけなんかとても場違いで出来ない、
そういう神聖な空気感があるんですよね。

 

伝統文化に限らず、
本格的なお稽古の場を味わうのは久しぶりだったので、
本物の文化の担い手が持っている空気感や、
そうした人が持つ「場の空気」を確実に変える力に、
これがプロなのだなとハッとさせられました。

 

 

日常を裂き、異界を開く

 

詳細を書くとエラク長くなるので省きますが、
この稽古によって、
笛をもっと早く吹かなきゃいけなかったのが
判明しました。

 

イメージ的には2倍速。
肝心の笛からは音が出ずに、
私がヒーヒー言ってました(;・∀・)

 

これはマズい!と、やっとこさ自覚したので、
そこからは毎日、笛を吹いてます。

 

一度、自分の音を録ってみました。
そうしたら、笛の音がヒヨヒヨしていて、
頼りないし芯がない。
聞いている人達に 「大丈夫かな~」と
心配されそうな音です。

 

プロの演奏をネットで探して聞いてみると、
当たり前と言えば当たり前なのですが、
お能の笛は、お能らしい音をしています。

 

節回し、音の勢い、音の帯びる情感。
和笛には、能管の他にも篠笛や
雅楽で用いる竜笛がありますが、

 

和笛はこういう音だと思わせる
特徴的で共通したニュアンスがあるのだなと、
その時気づきました。

 

一方で、私の音は平板で表情がありません。
音は出るけれど、曲になっていない。

 

曲は、一つ一つの「音を紡ぐ」ことで生まれるわけで、
音を拾う事に一生懸命の内は、曲にはならないんですね。
そう気づきはしたものの、
具体的にどうしたら良いかが分からない。

 

限られた短い時間の中で情報を調べて、
音の聞き比べをした結果、息の強さが違う事と、
一音一音にゆらぎ(ビブラートのような)があって、
それが音に豊かな色彩を与えていると 分かりました。

 

 

お能の場合は、
登場する主人公は鬼神や亡者の魂です。
超自然的な存在がこの世に姿を現す、
そのきっかけを作るのが能管の音の役割のようなんですね。

 

能管には、管の内側に「のど」と呼ばれる構造があり、
空気をわざと対流させて
音が出にくい形に作られています。

 

それが、素人に取っては吹くのを困難にさせている反面、
その音色に独特の鋭さを与えています。

 

本来はここにないはずの存在が
この世に顕在化することを可能にする特殊な場。
日常を切り裂き、その「場」を生み出すのが、
音の出にくい能管から生み出される音。

 

雷

 

能舞台の主人公たちも能管も、
両者ともパラドックスな存在です。
何とも、象徴的に繋がっている様な気がします。

 

うむ~、なるほど~。
こんなにも重要な意味合いがあったんだなぁと、
自分で書きながら改めて気づいてみたりして(*’▽’)

 

それでもって、
笛を吹く責任の重大さにも
気付いてしまったぁぁ…。

 

 

とは言え、もう日にちはありません。
音のゆらぎに関しては短時間ではどうにもならないので、
息の強さだけは何とかしたいところです。

 

今必要なのは、笛を吹き続けるのに必要な筋肉と、
間違えても動じることなく先へ進む度胸とをつける、
実戦向きの練習です。

 

自分の笛のかすれた音を聞いていると
気持ちの面で苦しくなって来て
吹き続けるのが難しくなります。

 

そこで、同じ曲目の演奏をネットで探しました。
それに合わせて休まず吹き続けることで、
曲の速さへの適応と、
吹き続ける筋力・耐久力とをつける作戦を立てました。
そして、現在も遂行中~(^▽^;)

 

ちなみに、とにかく吹き続ける事で、
間違えた時だって平気の平左、
冷静に素早く曲に戻れるようになりましたよ!

 

さてさて、
本番の日取りはナイショではありますが(;^ω^)
このにわか仕込みの作戦が功を奏すことを、
どうか皆さんも祈っていてくださいね~!

 

 

10月のお知らせ

 

ちょびっとのつもりが、
またしても、長~い前置きになりました!

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10月の営業のお知らせをお伝えいたします!

 

臨時のお休み:10月12日(月)

定休日 : 毎週水・日

営業時間 : 11時~20時(施術の最終受付は17:30)

 

9月末から、急に気温が下がると共に
空気の乾燥も強くなって来ました。

 

あっという間に、
手がカサカサする感じや、
足先が冷えやすい感じが出て来始めました。

 

こういう時期には、特に
ノドの乾燥に要注意ですよね。

風邪を引きやすくなるので、
外出時にはのど飴やマスクを持ち歩くことを
お勧めします!ヽ(^。^)ノ

 

今日の日本では、残念ながら
周りの人への気配りのない方も見受けられます。

電車の中でも人へ向けて
平気でクシャミをする方もいたりするので、
困ったものだなと思います。
(正直を言えば、許せん!と思います(^▽^;))

 

自分が人へ感染させない気遣いと共に、
人から感染源をもらってしまわないように、
自分で出来る最小限の防衛は
心がけたいですよね!

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美味しいラベンダー ~7月と8月の営業予定

 

営業日のお知らせが、

大変遅くなりました!

 

遅くなりついでに、7月と8月とを併せて

お知らせ致しますね!

 

でも、お知らせの前に。

ちょっとだけ植物のお話を。

 

 

皆さんは、

ラベンダーって食べた事ありますか?

 

 

neMu no ki では昨年の冬から

ラベンダーの苗を育て始めました。

 

と言っても、玄関先に置いて

様子を眺めているだけなんですケド(;^ω^)

 

一つの鉢に、

2種類のラベンダーを植えました。

 

強くて大きい方の株は

ゆっくりゆっくり、自分のペースで、

でも着実に成長して行きます。

 

それはもう、とにかくマイペース。

何だか自分を見ている様な気がして

妙に励まされたりして…。

 

もう一方の背丈の低い株の方は

しばらくすると下の方の葉が黒くなって来て、

元気が無くなりました。

 

ラベンダーは「蒸れ」が嫌いだそうです。

小さい株だと地面に近いし、

大きい株の下に潜りがちなので風を感じられず、

きっと居心地が悪かったのでしょうね~。

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黒い葉っぱはもちろん、

下の方の葉っぱをきれいに取り除いて、

風の通り道を確保し直しました。

いらない枝を落として

植物の基礎代謝量も減らしました。

 

植物全体で消費するエネルギー量を小さくすると、

根っこに養分がしっかりまわるので

元気を取り戻せるんですね。

植物は、根っこが命。

 

こんな風にして、小さな株も何とか復活。

今年は花を付けませんでしたケド…( ;∀;)

でも、とっても元気になりましたよ!

 

大きい株の方は、

初めてにしては沢山の花を

咲かせてくれました!

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ラベンダーは、

小さな花が沢山集まった花穂だけでなく、

葉や茎からも芳香性の油分(精油)が分泌されます。

 

葉っぱや茎の方が、

花よりも香りが強い位かも知れませんねぇ。

 

ラベンダーには

ヨモギの様に産毛がびっしり生えていますよね。

その隙間に、分泌腺があるのだそうです。

 

 

7月に入ると

花の時期もそろそろ終わりになって来て、

花穂の中にまばらに茶色が混じり始めました。

 

茶色くなった小花を取り除いていると、

5~6個ほど取った程度で

手がものすごくベタベタして来ました。

 

油分かな?

ペロリ。

おぉっ!?甘~い!!DSC_0002_22

 

 

すごく小さな花なんですけど、

その根元に、ちゃぁんと

蜜が蓄えられていたんですね。

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ラベンダーそのままの良い香りのする、

とても甘い蜜でした。

 

こう書いちゃうと、

当たり前じゃない!って思うでしょ?

これがね、どっこい(古い…)、実際に食べてみると

感動するんですよ~!

 

舐めた後は、

鼻の中の爽やかな香りと

口に残る心地よい甘さに、しばし浸らん…。

はぁぁ、何たる幸せ~(#^.^#)

 

 

茎を切ってからしばらく経った花よりも、

土に根付いて

植物として生きている花の方が

甘味が濃くて、

何と言うか、深さがある様に感じました。

やっぱりねぇ~。

 

あ、ちなみに!

葉っぱも食べてみたんですよ!

そうしたら、

後味ならぬ後香りが、何かに似ているんですよねぇ。

とっても。

 

鼻孔を広げて

息をゆっくり吐き出しつつ、

口腔内に残った香りをじっくり嗅ぎます。

(傍目にはちょっとアヤシイ…。)

 

只今、匂イノ記憶ト照合中。

 

…あ~!

ヨモギ!

 

そうなんです。

ヨモギと後味がそっくり!

ラベンダーの種類にもよるのでしょうけど、

 

それぞれがシソ科とキク科を代表する

薬効の高さを持つラベンダーとヨモギ。

その優秀な植物同士が似た香りだなんて、

意外な発見!

 

こう言う発見って、嬉しいんですよね~(#^.^#)

植物とちょっぴり仲良くなれた気がして。

 

ちなみに、このラベンダーは

スコティッシュラベンダーだったと思います。

…たぶん(;^ω^)

 

 

 

では!

最後にやっとこ、営業のお知らせです!

(どれだけ待たせるんだか~。

ごめんなさい!)

 

<7月>

臨時休業:特になし

定休日:毎週水・日(祝祭日は営業)

営業時間:11時~20時

予約の最終受付:17時半

 

<8月>

臨時休業:8日(土)

定休日:毎週水・日(祝祭日は営業)

営業時間:11時~20時

予約の最終受付:17時半

 

一人で運営しておりますので、

ご予約は前日までにご連絡くださいます様に

皆様にご協力をお願いしております。

(ご事情のある場合は、

当日のご相談もお受けしています。)

 

皆様のお越しを、

心よりお待ちしています!

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小さな生命の優美さ~5月と6月の営業予定

 

初夏の様な、

まぶしい陽射しの陽が続いていますね~!

 

それもそのはず、

もうすぐニ十四節気では立夏。

蛙が鳴き始めるのを兆しとして、

夏が立ち(=始まり)ます。

 

引用:wikimedia commons "Amphibia_8016420"  (CC 2.5)

引用:wikimedia commons “Amphibia_8016420” (CC 2.5)

 

立夏は5月5日~7日の間に来るようですが、

国立天文台によれば

今年は5月6日の4時53分だそうですヨ。

http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/2015/rekiyou152.html

二十四節気に詳細な時刻があったとは、

初めて知りました!

 

 

蛙と言えば…

もう何年も前の思い出があります。

友人と甲賀・伊賀に遊びに行った時の事でした。

 

当時はまだ馬乗りを仕事にしていて、

流鏑馬などの、馬を使っての演武なども

仕事の一環としてやる機会がありました。

どうやったら面白く見せられるかと言う勉強も兼ねて

遊びに行ったんじゃなかったかなぁと思います。

 

あれは甲賀の忍術村だったでしょうか、

見学しに行った際に、

地面で凍えているアマガエルが

たまたま目に留まりました。

 

まだ冬とは言え、

春のような暖かさの日もあったからなのでしょう、

 

小さく美しい緑のカエルは

間違えて冬眠から出て来てしまったようで、

寒さで凍えて身動きが出来ない、

といった風情でした。

 

気の毒に思ったので

手のひらにすくい上げて、

どうしてあげたら良いものかと思案しました。

 

手が温かく感じたせいなのでしょうね、

ほどなくして手の上で

ほ~っとアマガエルが脱力して

緊張が解けた様な感じがありました。

見ると、そのまま眠ってしまいそうな雰囲気。

 

その姿が何とも言えずまぁ~可愛らしくてDSC_0002_9

本当はそのまま

寝かせておいてあげたかったんですけれど。

 

安全に連れて帰る方法も思い付かず、

(なんせ小さいので、うっかり潰してしまいそう!)

ならば外気に長時間さらさない内にと、

出来るだけ早く

土の中に戻してあげる事にしました。

 

ちょうど、歩いていた道の横の土壁に

程よく小さな横穴を発見。

そっとカエルを置くと、

木の葉で入口を塞いで来ました。

 

木の葉程度で、

上手く冬眠に戻って

寒さを凌げるかどうか…。

 

死んじゃうかも知れないねぇと友人と話しつつ、

手の中でほっとしていたカエルを

置いて来る時の気持ちは、

何とも言えないものがありましたねぇぇ。

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…あらら、

初夏には似合わない

えらくしんみりした話になってしまいました。

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でも、手の上でほっとしていた感触は

 

得体の知れない大きな生き物(人間)にも

身を委ねられてしまう様な、

生き物が「自然」に対して

根本的に持っている信頼感のように感じて、

 

小さいけれどちゃんと生きているんだなぁ

という実感がありました。

 

その実感が何だかすごく嬉しくて、

今でも鮮明に覚えている

カエルとの大切な思い出です。

 

あ、ちなみに。

私が触れるのはアマガエルだけですヨ~(^▽^;)

 

 

さてさて!

すでにゴールデンウイークが始まっていますが、

5月と6月の営業についてお知らせ致しますね!

 

6月は、1週間ほど研修で営業がお休みとなりますので、

皆様になるべくご迷惑をおかけしない様に

早目に予定をお伝えさせて下さいね。

 

 

<ゴールデンウイーク期間>

neMu no ki の営業は、

祝祭日には関わりなく行っています。

 

ですので、水・日の定休日はそのまま、

それ以外の曜日は

祝日になっている日も営業いたします。

 

 

<5月>

通常通りの営業です。

定休日は毎週水曜・日曜

営業時間は11時~20時

ご予約の最終受付は17:30とさせて頂いております。

 

 

<6月>

札幌への研修の都合により、

6月6日(土)~13日(土)まで

臨時でお休みとさせて頂きます。

 

この代替として、

14日(日)は営業いたします。

 

水・日曜日は通常は定休日としていますが、

6月はご希望がある際には

ご予約をお受け致しておりますので、

どうぞ遠慮なくお問合せくださいね!

 

 

くにたちの桜と、4月の営業のお知らせ。

 

気が付けば

あっという間に桜が咲き始めたと思いきや、

もうすっかり満開!

気の早い枝からは、すでに

ちらちらと花びらが舞い落ち始めていたりもします。

 

桜の一斉開花と共に、

やっと陽気も安定して来た感じがします。

夜間でも上着が必要ない位の

温かい陽気になって来ましたね~!

 

という訳で、

まずは桜の写真館。

 

くにたちが誇る、

大正初期から生きる古い桜たちの

見事な咲きっぷりをとくとご覧ください~。

 

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上の写真は、ちょうど1週間前のもの。

くにたちの駅前で、

一番最初に花を付ける桜の夜の姿。

 

はい、月夜でありました。

う~ん、何と美しい…。

 

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↓ 下の2枚は先週の日曜日の写真。

撮ったのはは夕方の5時~6時ころだったかなぁ。

上の写真もそうなんですけど、

陽が完全に傾く前の時間帯は

空が美しく映るみたいです。

 

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↓ 桜の背景に見える赤い光は、

くにたちのauショップ。

背景も、写真の雰囲気を決定づける

大事な要素なんだなぁと思った一枚。

 

auが好きかどうかは置いておいて、

良い光の演出です!

良い脇役がいてこその主役なんですね。

 

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↓ これは、月曜日。

一橋大学の前には、見事な八重の枝垂桜があるんです。

施術を受けに来た母を見送りがてら、

一緒に花見をして来ました(^^)

 

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↓ こちらは、一昨日の夜の写真。

題して「未知との遭遇」。

…宇宙っぽくありません?ヽ(^。^)ノ

 

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↓ 最後は、今朝の写真。

花曇り気味の青空の日、満開の桜を見るために

道の両側はまぁ人がい~っぱい歩いていて

賑やかだったんですよ~!

 

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桜の移り変わりを軸にして見ていると、

満開へ近づくにつれて、

街の空気がどんどん変わって行くのにも気付きます。

 

まずは、蕾が開花した時。

うつむきがちに歩いていた街の人達の

顔が上がり始めます。

 

3分咲きに見える頃には

ほぼ全ての木に花が付き始めて、

分厚い上着を着ている人を見なくなって来ました。

 

急に初夏のような暖かさの日があり、

5分から8分へと一日で一気に開花。

空気が一遍に華やぎます。

行き交う人たちの、顔がほころんでいます。

 

そして、満開。

くにたち駅の改札を出て満開の桜を見た時、

ぶわ~っと上に上がっていく様な

勢いのある開放的なエネルギーの感覚にびっくりしました。

昨日までとは打って変わっての、明らかな「春」。

 

道行く人たちの様子もガラリと変わり、

春の装いで表情も明るく、

楽しげな話し声や笑い声が聞こえます。

 

 

2月末にボルネオから帰ってきた際、

日本の景色が寂しく色褪せて見え、

街がひっそりと息を潜めているいる様な感じを受けて

物悲しい気持ちになったんですけれど、

 

その冬の街が、桜たちの力で

一気に色を取り戻したんだなぁと思います。

 

 

で、ふと思ったんですが。

私たちは、わずか1週間で冬から一気に春へと飛躍して、

見事に明るさや軽やかさを取り戻した訳です。

 

これは、実際にかなりの勢いの「飛躍」です。

これを乗り越えるには、身体の内部ではそれに先行して

春に適応するための変化が粛々と進んで来ていたはずです。

 

花粉症の人達は(私もです~。)

2月の半ば頃から症状が徐々に本格化して来て

1か月なり2か月なりと厳しい時期を送ることになりますが、

 

花粉症も、そうした春に適応するための

身体の準備運動の一つなんじゃないかなぁと思うんです。

冬の間にひっそりと静まり返っていた体内に、

少し手荒でうれしくない方法ではあるけれど、

流れの勢いと活力を取り戻して行こうと

しているんじゃないのかなぁと。

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長くなりました!

4月の営業のお知らせです!

 

4月は通常通りの営業になります。

臨時のお休みなどの予定は

今現在のところありません。

 

 定休日は祝祭日にかかわらず毎週水・日

営業時間は11時~20時まで、

最終受付時間は17時30分になります。

(ご事情がある方の場合には、18時までお受けしています。

その際には、遠慮なくご相談下さい。)

 

まだ春に適応できてないという方も、

春らしくもっともっと活動的になりたいという方も、

是非、身体のバランスを整えにいらして下さいね~!

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年始のご挨拶と、1~2月の営業のお知らせ

 

ひゃぁぁ~…

すっかり松の内を過ぎまして、

遅まきのご挨拶になりました~ !

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あけましておめでとうございます!

2015年の年明けは、寒かったですね~!

皆さんは、どんな年末年始を過ごされたでしょうか?

 

 

わたくしイイジマはですね~、

元旦の早朝から五か所、初詣に行ってきました!

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…欲張り過ぎ?(^▽^;)

なんのなんの、

3日にはもう一社行ったから、計六社!

 

 

冒頭の写真は、3日に詣でた谷保天満宮の蝋梅です。

境内の南端に位置していたからでしょうか、

もうすでに満開の勢い。

 

青く抜ける様な寒空に、

ロウ細工のようなツルツルした花弁の黄色が生えて、

何と美しいこと~✨

 

美しいので、別撮りの写真も載せちゃいます!

香りがこれまた非常に素晴らしいんですけど、

こればかりはお届けできないのが残念~…。

谷保の蝋梅-1

 

 

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さてさて、初詣のお話。

 

最初に詣でたのは、産土(うぶすな)様です。

日の出の時間に合わせて行きました。

 

ところが、今年の元日は

東の稜線に沿って雲が帯のように掛かっていました。

 

残念ながら初日の出は見られずじまい。

太陽が見えたのは、だいぶ陽が高くなってからでした。

でも、空がきれい!

 

2015 日の出

 

 

私が住んでいる地域の産土様は、若宮神社です。

家族経営(たぶん)の小さなお宮さんですが、

三が日は朝早くから社務所が開いています。

 

神札とおみくじを求めると、

小袋に入れた福銭をくれました。

 

「お一つでよろしいですか?」

とニコニコしながら聞いてくれたので、

「あ!出来たら…家族の分も良いでしょうか~?」

と、ついつい甘えちゃいました。

そんな最中に、ポンポンと肩を叩く人があり…

 

「あ~!」

長年お世話になっている美容師さんでもあり

neMu no ki のクライアントさんでもあるTさんとばったり!

 

あら~、やだ~!すごい偶然!

しかも、福銭をねだっている所を見られちゃいました!

境内に響き渡る様な大きな初笑い。

 

一旦帰宅して柴又の帝釈天まで行くという彼女。

私もむこうを張って(笑)

高幡不動まで足を伸ばすことにしました。

寒風は吹いているし、朝食もまだだったんですけど!

 

 

 

浅川の川沿いを東に向かってトコトコ歩いていくと、

お不動様までは30分ほどでしょうか。

その途中に、小さな森のような、

独特な静けさを帯びた場所があるのが目に留まりました。

 

前から気になってはいたけれど、

何となく立ち寄りそびれていた所です。

特に急ぐわけでもないですし、

新しい年の始めに、何か新しい事をしてみるのも良いかも 😀

と言うわけで、そちらへ足を向けました。

 

そこは、一風変わった造りをした、

小さな神社でした。日枝神社とあります。

 

川沿いの方から近づいて行くと、

…およよ?

境内入口のすぐ向こう側に、神社本殿の背中が見えています。

 

ここは裏口?

入って大丈夫なのかなぁ?

 

地元の方がやって来ました。

観察していると、躊躇なく入って行きます。

どうやら、ここが入口で間違いない様です。

 

引き続き観察していると、

本殿の横を通り過ぎて行きました。

 

あれれ?お詣りは?

 

歩いていく先を見ると、鳥居があります。

鳥居の向こう側まで行って、

そこからUターンをして鳥居をくぐり抜け、

本殿の正面へ戻って来ます。

 

他の参拝者の方も、

やっぱり同じ流儀。

 

ははぁ~、やっぱり鳥居は先にくぐらないとね。

でも、何だか面白いなぁ~…。

 

一旦は

あたかもお社がないものとして横を通り過ぎ、

奥にある鳥居まで行ってから

わざわざ本殿の正面へ戻って来る。

 

回りくどくて、ちょっと無駄な道のりだなぁ。

でも、何ともそれが腑に落ちる感じもします。

 

え?

このオカシな行動様式の

どこが腑に落ちるかって?(^▽^;)

 

幼少の頃に読んだケルトの妖精伝説の中に、

ある場所の小さな丘の周りを決められた作法で回ると、

(左回りに3回、その後右回りに5回、みたいな感じで。)

妖精の国にたどり着くことが出来る、という記述があって、

いい歳になった今でも印象深く覚えてるんですけど、

 

何だかこの神社はそれに近い感じを受けたんですね。

お社にたどり着くまでの道のりの回りくどさで、

この空間は異界へ繋がってるんじゃないかなぁ、なんて。

 

 

 

「無駄」や「回りくどい」と言う言葉は、

効率性を土台にした日常のペースを基準としていて、

そこに合致していなかったりはみ出したりしているようなものに対して

使う表現だと思うんです。

つまり、日常の時間の枠組みから外れている

とも言え換えられるのではないでしょうか。

 

とすると、このお社の回りくどい参道は、

日常の時間の流れの外にあるわけですから、

そこを辿って行き着く先は、

変性した時空間=異次元世界というわけです。

 

 

 

そう言えば、お社が北向きに建っていたのも

珍しかったんじゃないかなぁ。

 

大抵の寺社仏閣は南向き、

あるいは東西に顔を向けていますよね。(私の思い込みでなければ(^▽^;))

そうすると、必然的に正面が陽の光に照らされます。

 

ところが、

ここではお社が太陽に背を向けているので、

本殿の正面が影になっていて、うす暗いのです。

何らかの理由はあるのでしょうが。

 

この神社に何とも言えぬ不思議な感じを受けたのは、

参道だけでなく光の作用もあったのかも知れませんねぇ。

 

日枝神社

 

 

帰り際、

本殿の真後ろにど~んと立っていた

樹齢300年の椋木(ムクノキ)にごあいさつ。

 

高さ23メートルの大木で、

お社の頭の上を軽々超えてます。

ムクノキ-2

 

幹に両手で触れて、

ムクノキさんの人となりを感じ取ってみます。

…アヤシイでしょうかねぇ?(^▽^;)

 

老齢の大木、

私の中では「ムクノキおじさん」というイメージだったので、

どっしりと落ち着いた感じがするのかと思っていました。

でも、手から伝わってくるのは意外にも、

軽やかでサバサバとした感じでした。

 

この軽やかな感じは、

「屈託のなさ」だなと思いました。

 

軽やかに屈託なく。

本当は、生きて行くのはそんな感じで良いってことなんでしょうね。

楽しげなムクノキのエネルギーに触れたら、

ふとそんな事を思いました。

 

私たち人間はどうしたって、

真面目で深刻で。

不安な方へと、つい目を向けがちですから。

 

ムクノキ-1

 

 

強い風が吹き始めた中、

ムクノキに別れを告げて、いざ、お不動様へ。

 

さっきよりも、身体が軽くなったように感じました。

 

 

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ではでは、営業のお知らせです。

 

2月は長期でお休みさせて頂きますので、

1月と一緒に早目にお知らせ致します。

 

 

▼1月

臨時休業 : 31日(土)

臨時営業 : 25日(日)

 

それ以外は通常通り、

祝祭日にかかわりなく毎週水・日がお休み

営業時間は11時~20時までとなります。

 

 

▼2月

臨時休業 : 13日(金)~23日(火)の、計11日間

臨時営業 : 未定(応相談)

 

2月はボルネオに行って参ります。

旅行じゃなくて、勉強ですよ~(^O^)

11日間の最後の二日は、ボルネオの自然を満喫して来たいと思います!

 

これだけ長い期間 neMu no ki をお休みするのは、

開院してから初めてのことです。

ご利用下さる皆さんには、ご迷惑をおかけいたします。

 

通常はお休みにしている水・日曜日ですが、

2月に関してはご要望があれば

ご予約をお受けいたしますので、

どうぞご相談くださいね!

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